兵庫県三田市
「葬式無用、戒名不用」が眠る場所(白洲次郎・正子のお墓)
英国留学の経験などを生かしGHQとの折衝に当たったほか、戦後の復興を支えた白洲次郎、随筆家の妻・正子の墓所が近くにあると市役所で聞きました。白洲家が三田藩に儒者役として代々仕えた一族だったゆかりで、JR三田駅から車で10分ほどの丘にある寺院・清凉山心月院に眠っているとのこと。雨のなか、山門をくぐり本堂前を左に歩くと梵字のみのシンプルな墓石が2基。「葬式無用、戒名不用」との遺書を残した次郎らしさが表れています。傍らの墓参帖には東京、横浜や九州など各地からの参拝者の名が。おふたりは、いまごろなにを話しているのでしょう。
