北海道北見市
五感が喜ぶ薄荷のまち(香りゃんせ公園)
北見市の名産品といえば「薄荷(ハッカ)」。昭和初期には世界の7割を生産していたと言います。現在でも土産屋では鮮やかな緑色の包装が目を引く飴やジェラート、「ハッカ油」といった関連商品が並び、観光客の人気を集めています。薄荷の街の象徴ともいえるのが、北見駅から直線距離で約1.5㎞北東の常呂川沿いにある「香(かお)りゃんせ公園」です。10.4㏊(ヘクタール)の敷地内には中央に市民の憩いの場となる噴水があり、周辺はオレガノが咲く「フラワーガーディン」、地域の企業・団体や家族が参加する市民参加型ガーデンがあります。夏には色とりどりのハーブなどが咲き誇ります。筆者が訪れたのはゴールデンウィーク明けで、ようやく桜が咲き始めた頃。それでも写真を見ながらベストシーズンの風景に思いをはせると、薄荷の香りが漂ってくる気がしました。

