事業の概要
- 近年、ますます自然災害が激甚化・頻発化・広域化する中で、 災害リスクを把握し、事前に社会全体で災害に備える必要性が ますます高まっている。
- また、防災意識の向上や事前の避難計画の取り決めが重要であることから、 すべての人に災害や避難に関する情報をわかりやす く的確に伝える必要がある。
- そこで、災害に関するさまざまな情報を3D都市モデルに重ね合わせ、災害リスクを三次元かつ時系列で可視化すること等により、 災害リスクをわかりやすく直感的に理解でき、住民等の防災意識 の向上や避難計画の立案に繋げることができる。
- さらに、地域の災害リスクに加え、土地利用や建物用途等の都市の多様な情報を重ね合わせることで、よ り効果的な防災まちづくりを推進することができる。
【参考情報①】 人口:6.4万人(令和5年1月1日現在)
【参考情報②】都市空間情報デジタル基盤構築支援事業(国土交通 省)とは
令和4年度事業費 15,598千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
玉名市では、令和元年度から令和3年度にかけて、立地適正化計画の検討を行いました。その中で、都市の災害リスクについて、ハザードマップ等で庁内及び庁外に説明しながら、検討を進めていましたが、2Dでの災害リスクイメージが難しく、3Dでの表示ができないかを模索しました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
令和2年度に国土交通省のProject”PLATEAU”に参画し、3D都市モデルの構築と浸水シミュレーションユースケースを実施しました。
3Dでの表示を行うことで、直感的・空間的・具体的なイメージが可能となり、合意形成がスムーズに進みました。また、令和4年度には、国土交通省の都市空間情報デジタル基盤構築支援事業を活用しました。
事業の近況を教えてください。
令和5年度には、本事業にて開発したツールの貸出を開始しました。多くの方に災害リスクの疑似体験を通して、災害を自分事化してもらい、防災意識向上に役立ちました。
担当部署 玉名市建設部都市整備課
事業効果
その1
実在する道路や建物を模したバーチャル空間で避難行動をシミュレーションすることにより、避難経路検討に役立っている。
その2
3Dモデルを用いることで災害リスクを可視化でき、地元住民が防災施設の配置を検討する際に役立っている。
コスト
イニシャルコスト
14,180千円(税抜)
内訳
• システム開発費 | 14,180千円 |
備考
都市空間情報デジタル基盤構築支援事業による補助 額:7,799千円
ランニングコスト (1年あたり)
240千円(税抜)
内訳
• サービス利用料 | 240千円 |
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
1年5か月
スケジュールの内訳
R3.12~R4.4 | 庁内調整 |
R4.5~R5.2 | システム開発 |
R5.3~ | 事業開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 株式会社フォーラムエイト、株式会社キャドセンター |
サービス名 | Ucwin/Road |
運用形態 | パッケージ製品をオンプレミス環境で運用 |
その他参画主体 | - |