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住民生活

自動車運転データを収集・分析し、安全運転の啓発等に活用【石川県能美市】

事業の概要

  • 能美市は、テレマティクス技術を用いた自動車運転 データの収集・分析等を検証するため、令和3年6月にあいおいニッセイ同和損害保険(株)と「地域・暮らしの 安全・安心に関する連携協定」を締結した。そして、翌 7月から高齢者を対象とした検証を一か月間実施した。
  • 検証では、参加者の車にテレマティクスタグを取り付け、スマートフォンアプリで運転者の危険挙動(急ブレーキ、急発進、急ハンドル、スピード超過、運転中のスマートフォン使用)の回数等について点数及び位置図で参加者それぞれの走行を診断。参加した17人の老人クラブ連合会役員が、安全と環境に配慮した運転を確認した。
  • 市は、当該取組により、 「デジタル技術を活用した市民の安心安全の実現」を目指し、安全運転の啓発等に活用することとしている。

【参考情報】 人口:5.0万人(令和5年1月1日現在) 

関連URL: https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1629865908379/index.html (市HP)

令和3年度事業費 0千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

高齢者の自動車運転に起因する交通死亡事故への対策について全国的にクローズアップされる中、本市でも運転免許証返納者に対する優遇措置等を行っており、高齢者の交通事故減少を促す更なる取組の一つとして実施しました。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

いいえ。あいおいニッセイ同和損害保険㈱との協定により、同社から通信タグを提供していただきました。また、通信機器の設定についても同社にご協力いただきました。

事業の近況を教えてください。

検証の結果をまとめ、秋に開催された老人クラブ連合会「交通事故撲滅宣言大会」において、市内地図を示しながら危険挙動の傾向を発表するというデータ活用を行いました。また、昨年のアンケートでは、「安全運転を意識できた」「また参加したい」との回答が多く、一定の効果が見られたことから、令和4年度も募集対象を老人クラブ連合会の会員全員に拡げて同取組を実施します。

担当部署 能美市市民生活部生活環境課

事業効果

その1

本取組により収集したデータを分析することで、危険な交差点等を把握することができた。

その2

安全運転についての意識啓発につながっている。

コスト

イニシャルコスト

ランニングコスト (1年あたり)

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※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

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スケジュールの内訳

R3.6あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と の地域・暮らしの安全・安心に関する連携協定締結
R3.7~事業開始

サービス提供事業者等

 

 

サービス提供事業者

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

サービス名

-

運用形態

-

その他参画主体

日本生命株式会社、能美市老人クラブ連合会、能美市交通安全協会