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子育て

保育施設の空枠情報を地図上に表現するダッシュボードを公開【宮城県仙台市】

事業の概要

  • 仙台市は、市の人口・特色・人流などのデータをグラフや地図等により分かりやすく公開する「SENDAIデータダッシュボード」を開設している。その中で、保育施設ごとの空枠の有無・数量を可視化した地図を公開している。
  • 市民は、地図上に表示されるアイコンで、施設ごとの空枠の有無・数量を直観的に確認できるほか、「●●区内」や「0歳児受け入れ可能」等の様々な条件を設定して絞り込むことも可能であるため、希望に合う施設を簡単に探すことができる。
  • また、各区役所においても、他区の空枠状況を容易に確認できる。そのため、窓口において、他区に所在する保育施設への入所を希望する保護者からの相談等があった場合においても、速やかに正確な情報を提供できるようになった。

【参考情報①】 人口:106.7万人(令和6年1月1日現在)   

関連URL①:https://www.city.sendai.jp/index.html

関連URL②:https://data.city.sendai.jp/#viz2Sec

令和6年度事業費 約5,200千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

Q
取組の経緯・きっかけを教えてください。

A

従来、保育施設の空き状況は、紙やPDFの一覧表で公開していましたが、「施設の場所が分かりづらい」等の課題がありました。そのような課題を抱えていた中、市がBIツールを導入する方針を決定したので、保育施設の位置や空き情報をダッシュボード化できないか、検討を開始しました。

Q
苦労した点・工夫した点を教えてください。

A

一度作成した後も、ダッシュボードを修正することが容易にできるので、アジャイルで開発を進めました。既存のBIツール(Tableau)を利用したので、思いどおりの表現ができないことがありますが、可能な範囲内で工夫を重ねており、現在でも、ボタンの配置や動作について、改良を続けています。

Q
今後の展望を教えてください。

A

引き続き、市民からの声などをもとに、ダッシュボードがより使いやすくなるよう、改良を重ねながらデータを公開していきます。

担当部署 仙台市まちづくり政策局政策企画部プロジェクト推進課

事業効果

Q
その1

A

保育施設の利用を希望する保護者が、条件に合う施設を容易に探すことができ、好評を得ている。(令和6年12月時点で、「SENDAIデータダッシュボード」事業で公開しているダッシュボードの中で、「保育施設等の空枠状況」の総閲覧数が最も多い。)

Q
その2

A

各区役所等の職員もダッシュボードを閲覧できるため、他区の保育施設への入所を希望する保護者が来庁した際に、空枠情報を迅速に案内できるようになった。

コスト

イニシャルコスト

約8,334千円(税抜)

内訳

・ダッシュボード構築等費用

8,200千円

・ダッシュボード構築等に係るシステム利用料

約134千円

備考

デジタル田園都市国家構想交付金TYPE2による補助額:4,584千円

ランニングコスト (1年あたり)

約5,200千円(税抜)

内訳

・ダッシュボード保守費用

4,300千円

・ダッシュボード保守に係るシステム利用料

約900千円

備考

SENDAIデータダッシュボード事業のシステム運用全体にかかる費用

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

1年

スケジュールの内訳

R5.4~11システム選定・導入(8か月)
R5.12~R6.3

システム構築(4か月)

R6.3末〜運用開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

株式会社NTTデータ東北、株式会社セールスフォース・ジャパン

サービス名

Tableau

運用形態

パッケージ製品をクラウド環境で運用

その他参画主体

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