事業の概要
- 米子市では、増加する単身高齢者に対する持続可能な見守り体制を構築し、誰もが住み慣れた地域の中で安心して暮らせる共生のまち「米子」となるために、スマートスピーカーを活用した高齢者見守り事業を行っている。
- 市は、高齢者の単身世帯に、スマートスピーカーを配備し、見守りアプリを活用した高齢者への定期的な呼びかけを行うことにより、睡眠、服薬、食事等の生活状況を確認・記録。加えて、フレイル予防のための体操動画も定期的に配信している。
- 親族等は、見守りアプリの呼びかけの結果をスマートフォン等で確認できるほか、利用者に直接、写真・動画・メッセージを送信することや、利用者とビデオ通話することも可能となっている。
【参考情報①】 人口：14.5万人（令和６年１月１日現在）
令和６年度事業費 2,754千円
もっと知りたい！担当者にインタビュー
Q取組の経緯・きっかけを教えてください。
A
米子市では、少子高齢化の進行により、持続可能な見守り体制の構築が課題となっていました。そのため、デジタル技術を活用して課題を解決できないか、検討を開始しました。
Q苦労した点・工夫した点を教えてください。
A
対象者の多くが、デジタル機器に馴染みのない高齢者であったため、利用者の募集にあたり、スマートスピーカーの活用イメージ等を伝える際に、地域包括支援センターの職員が直接出向いて説明する等の工夫を行いました。また、利用者から、スマートスピーカーの操作面の不安の声が寄せられたため、委託事業者が見守り訪問サービスを行う際に、自宅で直接、機器の操作を説明をする等の工夫をしました。
Q今後の展望を教えてください。
A
引き続きデジタル機器を活用した見守り体制の整備を推進できるよう、事業展開していきたいと考えています。
担当部署 米子市福祉保健部長寿社会課
事業効果
Qその１
A
利用者のほとんどから、「生活に安心感が得られた」との感想を得ており、スマートスピーカーの活用による見守りが、高齢者の安心・安全な生活につながることを確認できた。
コスト
イニシャルコスト
3,062千円（税抜）
内訳
（非公表）
備考
デジタル田園都市国家構想交付金TYPE1による補助額：1,684千円
ランニングコスト （1年あたり）
2,754千円（税抜）
内訳
（非公表）
備考
利用者31名を想定。
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
11か月
スケジュールの内訳
| R4.2～ | 庁内及び関係機関との調整 |
| R4.10～ | 利用者募集開始 |
| R5.1 ～ | 運用開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 日本郵便株式会社 |
|---|---|
サービス名 | スマートスピーカーを活用した見守りアプリケーション |
運用形態 | パッケージ製品をクラウド環境で運用 |
| その他参画主体 | 米子市地域包括支援センター（事業の周知広報及び利用者募集に係る協力） |