事業の概要
- 飛騨市は、平成29年に「飛騨市ファンクラブ」を 設立した。会員にはオリジナル会員証を発行しており、 対象宿泊施設やファンクラブサポートセンターに会員 証を提示することで特典を受けられる。
- 飛騨市を含む飛騨地域2市1村(高山市、飛 騨市、白川村)では、地元金融機関「飛騨信用 組合」が運営する電子地域通貨「さるぼぼコイン」が 利用されており、飛騨市民の約4人に1人がユー ザーとなっている(飛騨信用組合推定)。
- 令和3年7月までの会員証は、電子マネー機能 を備えたカードを導入していた。しかし、スマートフォン 決済の普及により財布を持ち歩かない方が増えてい ることから、これまでカードとして発行してきた会員証 を、電子地域通貨さるぼぼコインアプリ(スマホアプ リ)内の機能として電子化することで、 いつでも身近に持ち歩ける会員証となる とともに、プッシュ通知による情報提供や 「さるぼぼコイン」を活用したキャンペーンの 実施、会員特典の付与が可能となった。
【参考情報】 人口:2.3万人(令和5年1月1日現在)
令和3年度事業費 1,100千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
令和2年5月21日に飛騨信用組合と「関係人口の創出・拡大」を目的とした連携協定を締結しました。その連携項目の一つとして、関係人口であるファンクラブ会員の方にも「さるぼぼコイン」を利用してもらうことで、より飛騨市に親しみをもってもらい、ファン層の拡大を図るため電子会員証を始めました。
事業の効果はどのようなことがありましたか?
会員証を電子化することで、会員証を忘れて会員特典が受けられないというトラブルを削減できました。また、プッシュ通知機能を活用し、ファンクラブ会員限定の情報を随時お届けできるようになりました。さらに、「さるぼぼコイン」を活用した会員特典を付与することで、飛騨地域内での経済循環が生まれています。
今後の展望を教えてください。
「さるぼぼコイン」を活用したファンクラブ独自のキャンペーンを実施することで、ファンクラブ会員に飛騨市に来て「さるぼぼコイン」を利用してもらうきっかけを作り、市内での買い物等を通じた市民や会員同士の交流を創出していきたいと思っています。
担当部署 飛騨市企画部ふるさと応援課
事業効果
その1
「飛騨市ファンクラブ」の会員証をアプリ内の機能として電子化することで、会員特典を受けられないというトラブルが削減された。
その2
アプリのプッシュ通知を利用することで、登録済みの会員のみに向けた情報発信が可能となり、関係人口とのコミュニケーションに役立っている。
コスト
イニシャルコスト
1,000千円(税抜)
内訳
• 開発費 | 1,000千円 |
備考
ランニングコスト (1年あたり)
-
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
3か月
スケジュールの内訳
R3.4~6 | 関係者協議、開発、協議 |
R3.7 | リリース |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 飛騨信用組合 |
サービス名 | さるぼぼコイン |
運用形態 | パッケージ製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | - |