事業の概要
- 上島町では、メタバースを活用したバーチャルサポートルームをクラウド上に設置し、学校に来づらい子どもたちがオンラインで授業に参加したり、カウンセリングを受けたりできる環境を整備した。
- 既存ウェブアプリ(Googleアプリ等)によるオンライン授業配信を行うことで、自宅からの学習(授業)参加を可能としている。
- これまでは欠席せざるを得なかった子どもたちも、オンライン上で学習(授業)に参加できるようになり、出席扱いとなる日数が増えている。
- 国の補助金であるデジタル田園都市国家構想交付金TYPE1を財源として活用している。
【参考情報①】 上島町人口:0.6万人(令和5年1月1日現在)
関連URL: https://www.town.kamijima.lg.jp/
(町HP)
【参考情報②】デジタル田園都市国家構想交付金(内閣府)とは
URL:https://www.chisou.go.jp/sousei/about/kouhukin/index.html
令和5年度事業費 5,967千円
(うち、デジタル田園都市国家構想交付金(内閣府) 2,983千円)
※令和5年11月時点
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
本町は、へき地離島であるため、地理的な不便・負担を抱えており、町内にフリースクール等の民間施設がなく、子どもたちの第3の居場所づくりについて課題を抱えていました。そこで、オンラインも活用した子どもたちの学習支援やオンライン相談を積極的に導入することで、地域課題をデジタル活用によって克服し、子どもたちの学びの充実や進路保障につなげることとしました。
工夫した点を教えてください。
サポートルーム設置に関する導入アプリ等の選定に時間を要しました。その中で、愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングル愛媛」によってNPO法人とも連携し、操作性がシンプルな2Dメタバースの選定を進めました。
今後の展望を教えてください。
令和6・7年度は、本事業計画において設定したKPIによって、オンライン支援に関する子ども、保護者の満足度を把握し、事業の効果検証を行います。
事業効果
その1
オンラインでの授業配信を行うことで、これまでは欠席せざるを得なかった子どもたちも、自宅から学習(授業)にオンライン上で参加できるようになり、出席扱いとなる日数が増えている。
その2
子どもたちの第3の居場所づくりや、学びの充実に寄与している。
コスト
イニシャルコスト
5,100千円(税抜)
内訳
・バーチャルルーム(メタバース)の導入 | 2,560千円 |
・デジタル機器整備 | 1,239千円 |
・施設・設備改修等 | 705千円 |
・諸経費 | 596千円 |
備考
デジタル田園都市国家構想交付金TYPE1による時補助額:2,983千円(令和5年11月時点)
ランニングコスト (1年あたり)
300千円(税抜)
内訳
・サービス利用料 | 300千円 |
※主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
1年
スケジュールの内訳
R4.2~R5.10 | 課内調整(検討) |
R5.11~R6.1 | 業者打ち合わせ |
R6.2 | 設置工事 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 株式会社四国通研、株式会社ベンド、株式会社ポプラ社 |
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サービス名 | MetaLife ビジネスプラン、電子書籍読み放題サービス Yomokka! |
運用形態 | パッケージ製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | - |