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文化・スポーツ

デジタル技術による展示解説の充実 【福岡県】

事業の概要

  • 九州国立博物館では、来館されたお客様が、ご自分のスマートフォンで音声ガイドを楽しめる「ナビレンスdeきゅーはく」のサービスを、令和4年4月から開始。
  • 文化交流展示室の作品ガイドのほか、館内及び館周辺の動線を案内する機能があり、多言語ユーザーや視覚障がいのある方にも利用していただける仕様としている。
  • スマートフォンやイヤホンをお持ちでない来館者のために、端末(アイポッドタッチ)やイヤホンを貸し出している。
    ■「ナビレンスdeきゅーはく」とは・本音声ガイドはアプリ「NabiLens(ナビレンス)」を使用・スマートフォンでアプリを起動させ、専用標識にカメラを向けると、標識に登録された文章がコンピューター音声で自動再生される。・スマートフォンの言語設定に応じ、30言語以上に自動翻訳。

【参考情報】 人口:510.5万人(令和5年1月1日現在)

関連URL:https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_info_navi.html
(九州国立博物館ホームページ)

令和3年度事業費 9,030千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

従来は音声ガイドの機器を貸し出していましたが、コロナ下で接触感染リスクを下げるため、来館者自身のスマートフォンを活用することにしました。

利用者の反応(声)はいかがですか?

「NaviLens」はもともと視覚障がいのある方のためのガイドアプリとして開発されたもので、従来の利用者層に加えて視覚障がいのある方にもお使いいただけるため、好評いただいています。

これから事業を考えている自治体に向け、一言お願いします。

「NaviLens」は、視覚障がいのある方のみならず聴覚障がいのある方、外国人など様々な方へのアクセシビリティ向上のため、様々なシーンで活用できます。お客様が快適に利用できるよう、さらなる改善に取り組んでまいります。

担当部署 福岡県立アジア文化交流センター展示課

事業効果

その1

従来の博物館ガイドの機能に加え、視覚・聴覚に障がいを持つ来館者にも使っていただけるガイドとしてサービス提供開始よりマスコミに取り上げられるなど注目されており、実際に使用していただいた来館者によるアンケート等でも高い評価を受けている。

その2

事業導入の過程で、障がいを持つ来館者に対する対応に関する職員の意識が向上し、ワーキンググループの立ち上げへとつながった。

その3

ほかの博物館等施設や自治体などからも問合せや視察の申込みが増えている。

コスト

イニシャルコスト

2,242千円(税抜)

内訳

・初期導入費2,242千円

ランニングコスト (1年あたり)

389千円(税抜)

内訳

・サービス利用料281千円
・サポート費用108千円

※主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

1年4か月

スケジュールの内訳

R2.12~R3.8 内部調整
R3.9~R4.3 システム開発
R4.4~ 運用開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

NEOSISTEC社

サービス名

Navilens(ナビレンス)

運用形態

パッケージ製品をクラウド環境で運用

その他参画主体(株)KBC MoooV
NPO法人アイ・コラボレーション 神戸