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文化・スポーツ

遺跡調査におけるドローンを活用した写真の撮影 【宮崎県都城市】

地域

宮崎県

人口

10万人以上30万人未満

事業の概要

  • 都城市では、市内各地で遺跡調査が行われており、その調査における上空からの写真の撮影に当たって、ドローンを活用している。
  • 従前は、専門業者と業務委託契約を締結し、ドローンを活用した航空写真の撮影を依頼していたが、経費削減のため、市が自前でドローンを操作し、航空写真を撮影する方法に変更した。
  • その結果、経費削減に加えて、従来は、契約期間内で決められた回数の撮影しかできなかったが、調査の進捗に応じたタイミングで撮影をすることができるとともに、撮影したいポイントをピンポイントで撮影できるようになり、調査の進捗管理に役立っている。

【参考情報】 人口:15.9万人  

関連URL:https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/

令和3年度事業費 10千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

平成30年度~令和2年度にかけて、大規模公共事業の発掘調査がありました。調査面積が広大であり、空中写真の撮影機会が多くなることが想定されました。業者委託と実機導入の予算を比較した結果、実機導入に至りました。

事業の近況を教えてください。

大規模な発掘調査だけではなく、小規模な調査や試掘・確認調査でも利用し、調査にあたってより多くの情報をより効率的に得ることができるようになりました。
また、ドローンで撮影した動画を使って、遺跡の紹介動画を作成・公開するなど、幅広く活用しています。

これから事業を考えている自治体に向け、一言お願いします。

私は、文化財担当課の職員なのですが、最近では、施設や工事など、庁内他課からの撮影依頼も多くなっています。一つの課での導入のハードルが高い場合、庁内において多角的な活用が図れることをアピールするのも一案かと思います。

担当部署 都城市教育委員会文化財課

事業効果

その1

従来は、遺跡調査の際の航空写真の撮影を、外部委託から市が自前でドローンを操作して航空写真を撮影する方法に変更したことで、調査の進捗に応じたタイミングで撮影をすることができるとともに、撮影したい地点をピンポイントで撮影できるようになった。

その2

空中写真の撮影回数は、従前は平均1回/年であったが、ドローンの活用により、平均5回/年に増加した。

その3

空中写真を随時撮影できるようになり、高精度の調査が可能となったため、調査の効率が向上した。

コスト

イニシャルコスト

696千円(税抜)

内訳

・ドローン機体リース料696千円

ランニングコスト (1年あたり)

9千円(税抜)

内訳

・保険料

9千円

※主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

1年

スケジュールの内訳

発掘調査予算の調整、入札・契約事務など

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

サービス名

運用形態

その他参画主体