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観光

サイクリングアプリのログデータを活用し、将来の観光需要を生み出す 【滋賀県】

地域

滋賀県

人口

30万人以上

事業の概要

  • 滋賀県には、国指定のナショナルサイクルルートである「ビワイチ(琵琶湖一周のルート)」などがあり、サイクリングが盛んなことから、県内全域への自転車による周遊観光の推進(サイクルツーリズムの推進)に取り組んでいる。
  • そこで、サイクリングに合わせて、県内の観光地や飲食店に立ち寄り、楽しんでもらうことを目的として、サイクリング専用アプリである「BIWAICHI Cycling Navi」を公開している。このアプリに蓄積したログデータを活用することで、サイクリングをしている人がどのようなスポットに立ち寄っているのかなどを分析し、ビックデータとして集約することができる。それにより、県は、消費者の需要を掘り起こし、事業者に消費者のニーズを届け、琵琶湖周辺にとどまらない新たな観光需要の創出に寄与していくことを検討している。

【参考情報】 人口:141.4万人(令和5年1月1日現在)  

関連URL: http://static.cld.navitime.jp/smartstorage/gov_cycle/shiga/html/app_info.html
(ビワイチアプリ)

令和3年度事業費 5,307千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

「ビワイチ」体験の記念として、走行記録(ログデータ)や写真のSNS投稿機能を求める意見が多くあったため、アプリの機能を拡充しました。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

近畿運輸局の「近隣観光都市からの誘客促進のための滋賀県広域周遊アドベンチャーツーリズムモデルツアー造成等事業」を活用しました(公益社団法人びわ湖ビジターズビューローとの連携事業)。

事業の近況を教えてください。

令和4年2月に新機能をリリースしたところです。引き続きビッグデータを収集し、活用を図っていきます。

担当部署 滋賀県商工観光労働部観光振興局ビワイチ推進室

事業効果

その1

アプリに蓄積したログデータを活用することで、サイクリングをしている人がどのようなスポットに立ち寄っているのかなどを分析し、ビックデータとして集約することができるようになった。

その2

サイクリングルートや関連施設の情報等、基本的な観光情報をアプリで提供できるようになった。

その3

周遊企画等のイベントをアプリを用いて実施することにより、多彩な楽しみ方を提供や、新たな観光需要の創出ができるようになった。

コスト

イニシャルコスト

9,000千円(税抜)

内訳

・導入・運用費9,000千円

備考

近隣観光都市からの誘客促進のための滋賀県広域周遊アドベンチャーツーリズムモデルツアー造成等事業(近畿運輸局)による補助を活用

ランニングコスト (1年あたり)

5,604千円(税抜)

内訳

・運用・保守費5,604千円

備考

デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ)による補助を活用
 

※主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

スケジュールの内訳

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

株式会社ナビタイムジャパン、株式会社ナユタ

サービス名

ビワイチサイクリングナビ

運用形態

パッケージ製品をクラウド環境で運用

その他参画主体