事業の概要
- 佐賀県は、人口減少社会における持続可能な交通体系を構築するため、MaaSアプリ「myroute」を導入し、県民及び観光客に多様な移動手段からなるシームレスで快適な移動を提案している。
- このプロジェクトは、佐賀県などの行政機関や交通事業者など多様な分野の事業者で構成される「さがMaaS事業実行委員会」が実施している。
- アプリ上で販売されるデジタルチケットは、利便性を向上させるだけでなく、公共交通における決済手段の高度化や、県内における交通事業者間の連携を促し、持続可能な交通体系の構築に貢献している。
【参考情報①】 人口: 80.7万人
関連URL:https://saga-moblab.jp
【参考情報②】既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業 交通連携型(国土交通省)とは
令和4年度事業費 43,623千円(さがMaaS事業実行委員会の予算額を記載)
(うち、日本版MaaS支援事業補助金(国土交通省) 1,200千円)
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
公共交通の利便性向上と利用促進を図るため、佐賀県が交通事業者と連携して進めてきた路線バスの運行情報のデジタル化と全国共通ICカードの導入に続く取組として、令和2年夏からMaaSの検討を始めました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
令和4年度においては、アプリの利用やデジタルチケットの造成にあたり、国土交通省の「日本版MaaS推進・支援事業」の対象事業として採択され、補助金の交付を受けました。
事業の近況を教えてください。
デジタルチケットの発売、交通結節点のデジタル化、カーシェアなど新しい移動手段の導入及び他業種との連携を通じて、県民及び観光客の公共交通利用を促進し、持続可能な交通体系の構築を目指しています。
担当部署 さがMaaS事業実行委員会(佐賀県交通政策課)
事業効果
その1
路線バスの利用回数が増加した。(人口10万人あたりの年間利用回数 R4年度:1,002千回、R3年度:924千回)
その2
アプリ上で購入できるデジタルチケットの認知が向上し、当該乗車券を利用して公共交通を利用する県民が増えている。
コスト
イニシャルコスト
-円(税抜)
内訳
-円
備考
既存アプリを活用したためシステム開発費用なし
ランニングコスト (1年あたり)
6,000千円(税抜)
内訳
(非公表)
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
11か月
スケジュールの内訳
R3.2~12 | 関係者調整(11か月) |
R4.1~ | 事業開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | トヨタファイナンシャルサービス株式会社 |
---|---|
サービス名 | my route |
運用形態 | パッケージ製品を運用 |
その他参画主体 | 西日本鉄道株式会社、九州旅客鉄道株式会社、株式会社SEEDホールディングス、祐徳自動車株式会社、昭和自動車株式会社、JR九州バス株式会社、佐賀市交通局、西鉄バス佐賀株式会社、松浦鉄道株式会社、全日本空輸株式会社、株式会社佐賀タクシー、中央タクシー株式会社、佐賀トヨタ自動車株式会社、佐賀トヨペット株式会社、トヨタカローラ佐賀株式会社、株式会社トヨタレンタリース佐賀、佐賀県観光連盟、佐賀大学 |