事業の概要
- 岐阜市では、戦国時代の岐阜城全体(山上部・山麓部・城下町)を再現したメタバース(仮想空間)を制作し、Web上にて公開している。
- 本取組は、多くの人々にメタバース空間そのものを楽しんでいただき、実際の現地にも行ってみたいと感じてもらうことを目的とするものであり、QRコードでアクセスできる現地案内サイトの公開や、高精細3DCGのオープンデータ化、展示等への活用も行うものである。
- 高精細3DCGを制作するにあたり、岐阜城の「本物の魅力」が伝わるよう、リアリティを徹底的に追及しており、岐阜市が長年にわたり実施してきた岐阜城跡の発掘調査の成果に基づいて、CGを精緻に作り込んでいる。
【参考情報】 岐阜市人口:40.1万人(令和6年1月1日現在)
関連URL:https://www.nobunaga-kyokan.jp/metaversegifucastle/
(メタバース岐阜城特設サイト)
令和5年度事業費 34,485千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
本市では、平成27・28年度には、VR映像技術による戦国時代の岐阜城(主に山麓部)を再現した高精細3DCGを制作するなど、これまでも、日本遺産「「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜」を活用した事業に取り組んできました。
その取組をさらに発展させ、「信長公のおもてなし」の舞台を誰もが場所や時間を問わずよりリアルに体感できるように、戦国時代の岐阜城全体を再現したメタバースをWeb上に公開することとしました。
工夫している点を教えてください。
産学官連携として、東京国際工科専門職大学にシステム開発の一部を委託し、日本電子専門学校にCG制作の一部を委託しています。
近況や今後の展望を教えてください。
令和6年4月に山麓部のメタバースサイト及び現地案内サイトを公開し、令和7年4月には、山上部及び城下町を公開する予定です。
事業効果
その1
メタバースアクセス数の目標値を令和6年度100,000件、令和7年度150,000件に設定しており、本取組を通じて、岐阜市の日本遺産の認知度向上、市民のシビックプライド醸成、交流人口及び関係人口の増加、観光振興・産業活性化等の効果を得ることを見込む。
コスト
イニシャルコスト
34,485千円(税抜)
内訳
・システム開発 | 9,200千円 |
・高精細3DCG制作 | 17,300千円 |
・その他(諸経費等) | 7,985千円 |
備考
デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ(横展開型))による補助額:17,242千円
ランニングコスト (1年あたり)
200千円(税抜)
内訳
・保守費用 | 200千円 |
※主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
2年
スケジュールの内訳
R5.4~7 | プラットフォーム検討 |
R5.7~R6.3 | 山麓部公開準備、山上部CG制作 |
R6.4~ | 山麓部公開 |
R6.4~R7.3 | 山上部・城下町CG制作・公開準備 |
R7.4~ | 山上部・城下町公開 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 株式会社NHKアート |
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サービス名 | フォートナイト |
運用形態 | 個別開発製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | 株式会社NHKエンタープライズ中部支社(プロモーション)、東京国際工科専門職大学(システム開発)、日本電子専門学校(CG制作) |