事業の概要
- 山形県では、中山間地域等においてRTK基準局(GPS等を利用した運転アシストの誤差を補正する位置情報を配信するシステム)を利用した精度の高いドローンの自動飛行による効率的防除やトラクター等の自動操舵作業を実証し、デジタル技術の導入を図ることで、スマート農業の普及加速に取り組んでいる。
- 実証を通じてスマート農業を農業者に体験してもらい、その有効性(省力化、作業精度の向上)を実感していただきながら、利用拡大を進めている。初心者でも熟練者と同等の作業精度と効率化が実現できることが確認されている。
- みんなが使えるスマート農業技術について、県内中山間地域をはじめとする他地域に横展開を図っていく。
【参考情報①】 人口: 104.2万人(令和5年1月1日現在)
関連URL: -
【参考情報②】地方創生推進交付金(内閣府)とは
URL:https://www.chisou.go.jp/sousei/about/kouhukin/index.html
令和3年度事業費 1,460千円
(うち、地方創生推進交付金(内閣府) 722千円)
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
中山間地域は、人口減少や高齢化が進み、平坦地に比べて作業条件が劣り、農地保全や集落機能の維持が重要な課題となっています。これらの課題解決にはスマート農業の導入が有効と考え取り組みました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
令和3年度に内閣府の地方創生推進交付金を活用してスマート農業機器の実演、実証展示圃での研修会を実施しました。
住民の反応はどうですか?
RTK基準局を用いることでドローンの飛行精度、トラクターの作業精度が向上することを実感いただいています。農業法人など、農業機械の作業経験の浅い従業員でも作業性が上がり、導入メリットがあるとの意見をいただいています。
担当部署 山形県農林水産部農業技術環境課
事業効果
その1
RTK基準局(GPS等を利用した運転アシストの誤差を補正する位置情報を配信するシステム)を用いたドローン・トラクタの自動操舵により、作業時間の短縮、薬剤散布・耕耘作業の精度向上を実現できた。
その2
初心者でも熟練者と同等の作業精度と効率化が実現できている。
コスト
イニシャルコスト
-円(税抜)
内訳
-円
備考
スマート農業実証プロジェクト「スマート農業技術によるすいか生産イノベーションプロジェクト」(R1~2)で整備したRTK基準局を継続利用
ランニングコスト (1年あたり)
約560千円(税抜)
内訳
・RTK基準局インターネット回線使用料 | 104千円 |
・同 プロバイダー料 | 37千円 |
・同 保険料 | 157千円 |
・RTK情報受信ライセンス(20回線) | 262千円 |
備考
デジタル田園都市国家構想交付金を活用
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
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スケジュールの内訳
コンソーシアムからの引継ぎのため、構想期間はなし
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | - |
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サービス名 | - |
運用形態 | - |
その他参画主体 | - |