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農林水産業

ドローン等を活用した複合的な有害鳥獣対策【青森県深浦町】

事業の概要

  • 深浦町では、サル、クマ、シカ等の有害鳥獣対策に取り組んでおり、ICTを活用した各種ワナの設置に加えて、ドローンを活用した対策を実施している。
     
  • 具体的には、ICTワナによる有害鳥獣の捕獲や赤外線カメラ付きのドローンを活用し、有害鳥獣の追跡、広範囲におけるパトロール、被害状況調査に取り組んでいる。
     
  • 町では、ICTセンサー付きワナやドローンの活用など複合的な対策を行うことにより、有害鳥獣対策の省力化、効率化を図ることにより、見回り等捕獲従事者の負担軽減、農作物被害の減少などを図っている。

【参考情報①】 人口:0.7万人(令和5年1月1日現在)   

関連URL: -

【参考情報②】鳥獣被害防止総合対策交付金(農林水産省)とは

URL:https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/yosan/yosan.html

令和3年度事業費 1,791千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

当町の地勢は南北70kmと長く、巡回する距離が長大で、巡回や捕獲時の対応に時間を要することから、巡回労力の軽減や即応性の向上に役立つと思い、導入しました。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

ICTを活用したワナについては、農林水産省の平成30年度及び令和元年度鳥獣被害防止総合対策交付金、ドローンについては森林環境譲与税を活用しました。

住民の反応はどうですか?

ICTを活用したワナについては、サル、クマで捕獲実績があり、捕獲の際には直ちに通知があることから、迅速な対応につながっています。
ドローンについては、農作物被害面積の把握や赤外線カメラによる有害鳥獣の探索などに使用しており、業務の効率化や捕獲従事者の危険防止に役立っています。

担当部署 深浦町農林水産課

事業効果

その1

農作物被害面積の把握や赤外線カメラによる有害鳥獣の探索など、業務の効率化や捕獲従事者の危険防止に寄与している。

コスト

イニシャルコスト

3,966千円 (税抜)

内訳

・H30 ICT技術活用ワナ1,308千円
・R1 ICT技術活用ワナ1,250千円
・R3 ドローン購入費11,408千円

備考

森林環境譲与税の充当額:1,408千円、鳥獣被害防止総合対策交付金による補助額:2,524千円

ランニングコスト (1年あたり)

240千円(税抜)

内訳

・ICT技術活用ワナ通信料240千円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

3年5か月

スケジュールの内訳

H30.4平成30年度鳥獣被害防止総合対策交付金事業実施計画提出(ICT技術活用ワナ購入計画含む)※1基め
H30.12ICT技術活用ワナ納入 ※1基め
H31.4平成31年度鳥獣被害防止総合対策交付金事業実施計画提出(ICT技術活用ワナ購入計画含む)※ 2基め
R1.9 ICT技術活用ワナ購入 ※2基め
R1.12ドローンを活用した野生鳥獣(ニホンジカ)対策現    地実証参加
R3.8ドローン納入

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

サージミヤワキ株式会社、株式会社WorldLink & Company

サービス名

運用形態

その他参画主体深浦町鳥獣被害防止対策協議会、青森県猟友会深浦支部