事業の概要
- 下関市において、従来では、病児保育施設の利用申し込みを電話により受け付けていたが、令和5年10月に、インターネットで予約を行うことができるサービスを導入した。
- 同システムでは、スマートフォン等から利用予約や空き状況を簡単に確認でき、キャンセル時の繰り上げ処理もシステム上で行うことができる。
- これまでは、病児保育事業を利用する保護者に対し、「事前登録申請書」の提出を求めていたが、当該システムの運用開始により、同手続きが不要となり、インターネット上で必要事項を入力する運用となったため、市の事務負担軽減に加え、保護者の負担軽減につながった。
【参考情報】 下関市人口:25.1万人(令和5年1月1日現在)
令和5年度事業費 1,960千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
電話での予約受付は、個々の施設での対応となるため、予約時に、空き状況を個々の施設へ問い合わせる必要があるなど、利用のハードルが高い点が課題でした。また、施設間での空き状況の共有が難しいため、ダブルブッキングにより真に利用したい人にサービスが行き届かない状況がありました。こうした状況を打開するため、本システムを導入しました。
工夫した点を教えてください。
システムの導入に伴い、予約方法が変更となるため、チラシ等を作成し、丁寧な周知に努めました。また、システムを実際に活用するのは、病児保育所となるため、各施設との調整をにも力を入れました。
近況や今後の展望を教えてください。
新型コロナウイルス感染症の影響により、病児保育の利用者が大きく減少しました。利用者数は徐々に回復していますが、以前のような利用者数にはほど遠い状況です。真に利用したい人にサービスが行き届くよう、継続して取り組んでいく予定です。
担当部署 下関市こども未来部子育て政策課
事業効果
その1
病児保育所の利用者から、Web上で空き状況を確認できるようになり、利用しやすくなったとの声を得ている。
その2
施設側から、「電話が減ったことにより、保育に集中することができるようになった。」との声を得ている。
その3
本システムの運用開始により、「事前登録申請書」の提出を不要とし、ネット上で必要事項を入力する運用方法に変更したため、本市の事務負担軽減に加え、保護者の負担軽減につながった。
コスト
イニシャルコスト
1,000千円 (税抜)
内訳
・初期導入費(250千円×4施設) | 1,000千円 |
備考
保育対策総合支援事業費補助金による補助額:550千円
ランニングコスト (1年あたり)
1,200千円(税抜)
内訳
・システム利用料(25千円×4施設×12か月) | 1,200千円 |
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
6か月
スケジュールの内訳
R5.4~R5.8 | 庁内調整 |
R5.8~R5.9 | システム改修及び導入支援 |
R5.10~ | 事業開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 株式会社グッドバトン |
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サービス名 | あずかるこちゃん |
運用形態 | クラウド環境で運用 |
その他参画主体 | 市内病児保育所4施設(すこやかルーム、わかば病児保育所、おひさまキッズハウス、病児保育室ここいえ) |