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住民生活

市民に向けたプッシュ型通知による積極的な情報発信【千葉県千葉市】

事業の概要

  • サービスの導入の背景として、支援が必要な人ほど制度を調べる余裕がないため、 『市民に時間を返す』 サービスとして、プッシュ型による支援を望む声があった。
  • それを受け、各種手当の受給や健康診査などの利用について、市が保有する住民情報を活用・分析し、 制度を利用できる可能性のある場合に、SNSやメールにより個別に通知するサービスを実施している。
  • 通知は、各制度の申請期限や受付期間などに合わせた適切な タイミングで行っている。
  • 通知の対象制度は、健康診査や子育て支援関連手続中心とした29制度で、拡充予定。

【参考情報①】 人口:97.7万人(令和5年1月1日現在) 

関連URL: https://www.city.chiba.jp/somu/joho/kaikaku/oshiraseservice_foryou. html (市HP)

【参考情報②】参画した総務省実証事業 

平成28年度 多様なクラウド環境下における情報連携推進事業 

平成29年度 地域におけるビックデータ利活用の推進に関する実証

令和4年度事業費 3,958千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

千葉市では、各種手当や健康診査などの制度について、市民が自ら検索や問い合わせなどを行わずに済むよう、また受給漏れなどの防止を図るため、市が保有する住民情報を活用する取組を開始しました。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

平成28年度・平成29年度に総務省の実証事業に参画し、住民情報の解析手法や最適な通知手法の検討などを実施しました。

住民の反応(声)はいかがですか?

住民の方からは、「仕事と育児で時間に余裕がないため、通知してもらえると、自ら調べる手間が省ける」などのご意見をいただいています。また、通知する制度を増やしてほしいというご要望もいただいており、より一層のサービス向上を目指します。

担当部署 千葉市総務局情報経営部業務改革推進課

事業効果

その1

令和5年12月までの利用申請者数は11,788人。

その2

本サービスを利用した市民から、「子どもの予防接種は種類が多く、まとめて予診票が届いた以降、接種時期を自分で確認する必要があるが、『あなたが使える制度お知らせサービス』から通知が届き、忘れずに予約ができた」との声が寄せられており、サービスの受給漏れに役立っている。

その3

所管課より「胃がんリスク検査の制度の通知直後から問い合わせ件数・受診券申込数が増加した」との声も寄せられており、サービスの効果的な周知につながっている。

コスト

イニシャルコスト

15,966千円(税抜)

内訳

  • システム構築費
13,440千円
  • システム構築に伴う周 辺システムの改修費
2,526千円

ランニングコスト (1年あたり)

2,874千円(税抜)

内訳

  • 運用保守費
2,874千円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

2年9か月

スケジュールの内訳

H30年度本格的に検討開始
R元年度市民を対象とした実証実験を行い、各種 制度のニーズや対象業務の有効性を検証
R2年度本格稼働(R3.1サービス開始)

サービス提供事業者等

 

 

サービス提供事業者

株式会社オプティマ(保守事業者)

サービス名

あなたが使える制度お知らせサービス

運用形態

個別開発製品をオンプレミス環境で運用

その他参画主体

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