事業の概要
- 矢巾町は、パソコンやスマホで気軽にこころの状態を確認できる「こころの体温計」システムを導入した。
- 自身の健康状態、人間関係、住環境、職場環境 等に関する計13項目の質問に回答することで、ストレス度や落ち込み度を簡単にチェックすることができる。
- 産後の母親の心理状況を判定できる機能や、自身だけでなく家族など身近な人の心理状況についても確認できる機能を搭載している。
- 診断ページに各種相談機関の連絡先を掲載することで、相談窓口へのスムーズな案内を実現した。
【参考情報①】 人口:2.7万人(令和5年1月1日現在)
関連URL:https://www.town.yahaba.iwate.jp/docs/2021082500033/ (町HP)
【参考情報②】地域自殺対策強化交付金(厚生労働省)とは
令和3年度事業費 74千円 (うち、地域自殺対策強化交付金(厚生労働省) 36千円)
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
コロナによる生活変化の影響や不安定な社会情勢から、精神的な不調等を抱える方の増加により、メンタルヘルスにおけるセルフケアの重要性が高まっています。セルフケアのためには自身の精神状態を把握することが重要であるため、簡単なチェックで把握できるシステムを導入し、多くの町民に活用してもらえるシステムを導入することを考えました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
システムの導入経費、賃借料については、厚生労働省の地域自殺対策強化交付金を活用しました。
事業の近況を教えてください。
このシステムは令和3年9月から導入し、令和3年度は延べ2,230人、令和4年度は延べ3,148人、令和5年度は延べ3,672人の利用がありました。今後より多くの方がこのシステムにアクセスし、自身のメンタルヘルスに関するセルフケアに活用してもらい、必要な方は相談窓口へつながることを期待しています。
担当部署 :矢巾町福祉課