事業の概要
- 地域通貨プラットフォームの「chiica(チーカ)」 を導入し、町独自の電子地域通貨の「サンセット コイン」を運営している。 ポイントの単位は「夕陽の町日本一宣言」にちなん で、(1円=1ユーヒ)とした。
- 令和2年度の運用開始時に、サンセットコインの カードに10,000ユーヒを付与し、町民全員に配布した。その後はマイナポイント事業への参画や、遊漁船で釣った魚を産地直売所でポイントとして買い取るなど、多くの事業を展開している。
【参考情報①】 人口:0.7万人(令和5年1月1日現在)
関連URL: https://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/kakuka/kankou/syoukou/sun
【参考情報②】地方創生臨時交付金(内閣府)とは
令和3年度事業費 52,500千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
少子高齢化や人口減少、インターネット販売の増加、さらには新型コロナウイルス感染症拡大の影響を打破するため、町内の消費循環を促す必要があり、町内でのみ利用できる電子地域通貨に着眼しました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
令和2年度の導入にあたり、2人に1人が高齢者である当町で皆さんにご利用いただくため、導入当初に10,000円分のポイントを付与したカードを配りました。この財源に内閣府の地方創生臨時交付金を活用しました。
これからの事業を考えている自治体に向け、一言お願いします。
電子地域通貨は、地域内の消費を地域内で囲い込むことができるため、当町のような消費先が町外の過疎地域である程、消費循環の効果が高いです。また、還元事業などでは少額の支出でより大きな消費を短期間で生むことができます。
事業効果
その1
地域電子通貨(サンセットコイン)の運用開始に伴い、給付金事業を実施するために必要だった事業者への委託に伴う事務や、給付券印刷に関する事務が削減され、業務を効率化できている。
その2
サンセットコインの利用額は、令和2年度が222,093千円、令和4年度が1,366,418千円、令和5年度が1,718,820千円であり、利用が拡大している。
コスト
イニシャルコスト
7,670千円 (税抜)
内訳
・決済用スマートフォン購入 | 3,226千円 |
• スマートフォン通信料 | 3,231千円 |
• 消耗品 | 1,213千円 |
備考
地方創生臨時交付金(内閣府)による補助額: 71,433千円(令和2年度)
ランニングコスト (1年あたり)
1,200千円(税抜)
内訳
• 運用経費 | 1,200千円 |
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
2か月
スケジュールの内訳
R2.4 | コロナによる町内事業所営業自粛、 デジタル地域通貨導入決定・事業所決定 |
R2.4~5 | 参加事業所募集 |
R2.5 | 町民へデジタル地域通貨配布 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 株式会社トラストバンク |
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サービス名 | 地域通貨プラットフォームサービスchiica |
運用形態 | パッケージ製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | - |