事業の概要
- 農業の持続可能性を確保するためには、生産性向上や 収益性向上、稼働負担減少による営農環境の改善が 必要であり、AI、IoT等の技術を活用した「スマート農 業」の社会実装を早急に実現する必要がある。
- そこで、ローカル5G等の無線通信システムを活用し、 ①自動運転トラクター等の遠隔監視下の無人自動走 行(複数台での同時走行、圃場間での公道走行等) ②各種センサーから取得される生育データ等のビッグデー タ収集・解析(最適な農業計画策定等) ③複数の既存インフラと組み合わせたネットワーク利活用 (各種センサーやカメラ等を用いた排水路監視等) 等の実証を実施。
【参考情報①】 人口:7.6万人
関連URL:https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/shiseijoho/ict_digital/9798.html
【参考情報②】 「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」事業 (総務省)とは
URL:https://go5g.go.jp/carrier/l5g/
「スマート農業実証プロジェクト」 (農研機構)とは
URL:https://www.naro.go.jp/smart-nogyo/
「北海道におけるスマート農業に係る取組事例等」 (北海道農政事務所)とは
URL:https://www.maff.go.jp/hokkaido/suishin/smart/index.html
事業費 非公開
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
農業従事者の減少や高齢化が進む岩見沢市では、収穫物の高位平準化による所得向上をはじめ、省力化や作付面積拡大への対応などが地域課題として挙がっていました。
これらを解決するために、ローカル5Gを活用して、少ない稼働で生産規模の維持・拡大を可能とする高効率的で持続可能な営農作業を目指した「スマート農業」の実証に取組みました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
本事業は、総務省の「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」事業、農林水産省の「スマート農業実証プロジェクト」を活用して実施しました。
これから事業を考えている自治体に向け、一言お願いします。
スマート農業の具現化、事業モデルの早期実現は農業就業人口の減少など、日本の農業の持続性における課題解決の有効な手段であると考えます。農作業の遠隔監視や無人化が社会実装されることは、農業生産者の労働改善が見込まれることの意義が大きく、重労働で労働時間が⾧く収入が低いというイメージの脱却にも繋がり、未来技術を活用により持続可能な農業への転換が図られることで、就農する若者が増えることを期待しています。