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農林水産業

畜産業におけるビッグデータの活用 【山梨県】

事業の概要

  • 米国から高能力の乳用牛を生体輸入するとともに、米国の高能力牛から採取した受精卵を購入し、その子孫を増やした。
  • 子孫を増やすとともに、乳量・乳成分等の個体能力と発育・体型等のデータを全国的に集積し、遺伝的能力を分析して算出される総合指数により、優良な乳用牛を選抜している。
  • 選抜した乳用牛は、供卵牛(受精卵を採取する牛)として利用し、採取した受精卵を県内農家に供給し、農家牛群の改良を推進し農家の経営安定化を図っている。

【参考情報①】 人口:81.0万人

関連URL:https://www.pref.yamanashi.jp/documents/486/r4_4_usi_yuryonyuyokyorangyu.pdf
(山梨県畜産酪農技術センター成果情報)

【参考情報②】牛群検定事業とは

URL:https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/lin/l_katiku/
(農林水産省 家畜生産)

令和5年度事業費 10,909千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

牛は乳生産を開始するまで2年以上かかり、能力を向上させるには時間を要します。このため、遺伝的能力評価を行い優良な能力を持った牛を選抜し、受精卵移植の技術を用いて広く県内に供給することが農家の収益向上に繋がると考え取り組んでいます。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

農林水産省所管の独立行政法人家畜改良センターなどが行う牛群検定事業を活用しています。

事業の近況を教えてください。

令和4年度は16個の受精卵を県内農家に販売しました。令和5年度には、年間53個の受精卵を販売する予定です。

担当部署 山梨県農政部 畜産課