事業の概要
- 埼玉県では、介護負担の軽減や介護サービスの向上等を目的として、介護現場におけるICT等の導入を促進しており、介護保険が適用される介護事業者に対して、令和2年度から「ICT導入支援モデル事業」を、令和3年度から「スマート介護施設モデル事業」を実施している。
- 「ICT導入支援モデル事業」は、介護現場におけるICTの導入経費を補助し、導入した機器等の活用について、ICTと介護の両方に詳しいアドバイザーを派遣することにより、支援を行う事業である。
- また、「スマート介護施設モデル事業」は、ICTの運用方法等に関する長期の支援を行うことにより、モデルケースを作り、成果報告会をハイブリット形式で実施することで県内に展開していくことを目指すものである。
【参考情報①】 人口:738.1万人(令和5年1月1日現在)
関連URL:
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0603/kaigo-net/ict/dounyushien.html
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0603/kaigo-net/ict/smartkaigomodel.html
(県HP)
令和5年度事業費 14,204千円
(うち、介護保険事業費補助金(厚生労働省) 10,800千円)
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
介護需要が高まる一方、介護人材の大幅な不足が見込まれており、介護施設における生産性の向上は喫緊の課題です。そこで、ICTなどのテクノロジーを効果的に活用して介護の質の向上を図るとともに、職員の負担軽減や働きやすい介護現場の普及を促進していくことが必要だと考え、ICT導入・活用の支援を実施することを決めました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
介護需要が高まる一方、介護人材の大幅な不足が見込まれており、介護施設における生産性の向上は喫緊の課題です。そこで、ICTなどのテクノロジーを効果的に活用して介護の質の向上を図るとともに、職員の負担軽減や働きやすい介護現場の普及を促進していくことが必要だと考え、ICT導入・活用の支援を実施することを決めました。
住民の反応はどうですか?
「ICT導入支援モデル事業」では、令和4年度3事業所、令和5年度に4事業所に対し支援を実施しました。モデル事業所からは、記録業務にかかる時間の半減等の成果が報告されています。
また、「スマート介護施設モデル事業」では、令和5年度にモデル施設2施設がICT等を活用した業務改善を実施し、職員の負担軽減を実現しました。
事業効果
その1
情報共有が円滑化し、作成書類を2割以上削減できたため、介護ケアに当たる時間が増加している。
その2
夜間帯の記録作業が大幅に削減されたため、利用者への安全配慮に対する時間が増加し、職員の精神的・肉体的負担が減少している。
コスト
イニシャルコスト
14,204千円 (税抜)
内訳
・ICT導入助成事業補助金、講師謝金 | 7,354千円 |
・事業委託料 | 6,300千円 |
・山動画撮影・編集委託料 | 330千円 |
・会場使用料 | 220千円 |
備考
介護保険事業費補助金による補助額:10,800千円
ランニングコスト (1年あたり)
-円(税抜)
内訳
-円
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
-
スケジュールの内訳
R2年度 | 事業開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | パラマウントベッド株式会社、株式会社ワイズマン |
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サービス名 | 眠りコネクト、すぐろくTablet、ケアデータコネクトforwaiseman |
運用形態 | パッケージ製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | 株式会社NTTデータ経営研究所 |