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孤独・孤立対策

コロナ禍におけるオンラインプログラムによる若者自立支援【東京都練馬区】

事業の概要

  • 練馬区では、不登校やひきこもり状態で孤立し、社 会とのつながりを失っている方(15歳~49歳)を対 象に、「居場所事業」を令和2年6月より実施してい る。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、いくつか のプログラムをオンラインで実施した。
  • プログラム内容に他の人との会話があるが、他の人と 同じ場所(人前)で話すことを怖がる方もいるため、 Web会議システムを利用して、会話プログラムを実施し ている。これまで、「オンライン料理教室」や、「ストレッ チ・ヨガ」などのプログラムを実施した。
  • 対面とオンラインでは、コミュニケーションの質の面で異 なる部分がある。例えばオンライ ンでは、常に誰かが話をしなけれ ばならないような雰囲気となってし まうことがあり、課題点でもある。

【参考情報】 人口:73.9万人 

関連URL:https://kyodonet-nerima-fs.net/

令和4年度事業費 0千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

令和2年度に緊急事態宣言が発令された際、「居場所」に来所制限がかかったため、来所している若者とのつながりが切れないように、オンラインでつながろうとしたのがオンラインプログラム開催の経緯です。

事業の近況を教えてください。

令和4年度の「居場所」の利用者数は、のべ2,155人でした。感染症法上の5類移行に伴い、現在は対面でのプログラムが中心となっていますが、利用者の抱える状況も踏まえて、オンライン形式の利用も検討しています。

これから事業を考えている自治体に向け、一言お願いします。

「居場所事業」は、対象者に社会とのつながりを持ち直してもらうための事業です。それゆえ、利用者に家から一歩踏み出してもらい、対面形式で行うことがベストですが、感染症や利用者の心理状態で、それが難しい場合もあります。そういった場合に、適宜オンライン形式を利用しつつ、対面でのコミュニケーションを意識してプログラムを実施することが重要であると考えています。

担当部署 練馬区教育委員会事務局こども家庭部青少年課

事業効果

その1

コロナ禍において、利用者が来所せずに支援プログラムを受けることができた。

コスト

イニシャルコスト

-

備考

ランニングコスト (1年あたり)

-

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

1か月

スケジュールの内訳

R2.3~オンラインプログラムの内容検討
R2.4~事業開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者Zoomビデオコミュニケーションズ
サービス名zoom
運用形態パッケージ製品をクラウド環境で運用
その他参画主体-