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医療・福祉・健康

専門医が、遠隔地の医師に指導・助言を行うシステム導入への支援 【北海道】

事業の概要

  • 北海道では、地方部において、専門的な医療サービスを届けることが難しいという課題がある。そこで、通信技術を活用し、都市部の専門医が、遠隔地の医師に「Face to Face」で指導・助言を行うための遠隔テレビカンファレンスシステム等の導入等に対する補助を行っている。
  • 補助対象は、①遠隔医療に必要なシステムの整備に要する費用、②遠隔医療の導入にあたりシステムの専門家からの助言に要する費用、③遠隔医療の実施にあたり他の医療機関からの助言に要する費用である。
  • これにより、地方部の医師が、都市部の専門性の高い助言を受ける環境の構築や、医療機関相互の連携、医師のスキルアップや専門性の強化にも繋がっている。

【参考情報】 人口:514.0万人(令和5年1月1日現在)  

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令和年度事業費 24,439千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

地域医療構想を進めるにあたり、医療機能の分化・連携を一層促進し、圏域で必要な医療提供体制を確保する必要がありますが、広域分散型で医療資源の偏在も著しい北海道では、地方で専門的な医療を提供することが難しいという課題があります。こうした距離や医師偏在の問題を解決するための一つの手法として、ICTを活用した遠隔地の医師に指導・助言を行うシステム導入に着目し、医療機関への支援に至りました。

事業の近況を教えてください。

令和4年度は、6箇所の医療機関が補助金を活用し、システムを導入したほか、医師の助言に要する費用について、35件の支援を実施しました。

どのような効果がありましたか?

脳機能疾患の専門医がいない医療機関でも適切な診断が受けられるようになったほか、救急患者の状態確認を遠隔でリアルタイムに行い、迅速適切な救命処置の指示を行うなど、地域の医療提供体制の強化につながりました。

担当部署 北海道保健福祉部地域医療推進局地域医療課

事業効果

その1

当事業を活用し、13の二次医療圏に医療機関の連携体制を整備している。

その2

脳機能疾患の専門医がいない医療機関でも適切な診断が受けられるようになったほか、救急患者の状態確認を遠隔でリアルタイムに行い、迅速適切な救命処置の指示を行うなど、地域の医療提供体制の強化につながっている。

その3

令和4年度の補助実績として、35件の遠隔相談を実施している。

コスト

イニシャルコスト

-円 (税抜)

内訳

-円 

ランニングコスト (1年あたり)

-円 (税抜)

内訳

-円 

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

スケジュールの内訳

H26年より補助事業実施

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

サービス名

運用形態

その他参画主体