海外の優秀な人材を高度デジタル人材として育成し、地域へ【宮崎県宮崎市】

本市では、IT企業の誘致促進を図る上で、デジタル人材不足が大きな悩みでした。その切り札として、宮崎大学や市内企業等との産学官連携による高度外国人材の登用にチャレンジし、新たな地方創生の一手として大きな成果をもたらしております。

JICA事業時はJICA予算にて、承継後は民間企業の寄付にて事業を運営しており、人材紹介手数料の補助については、本市の一般財源で取り組んでいます。

令和４年度からは、「産学官連携による高度人材の導入」から「産学官連携による地域活性化」へと事業をステップアップしています。
　宮崎大学が中心となり、バングラデシュの若手ICT人材に対し、日本型ビジネスやビジネスマナー等の研修を行い、宮崎・日本との交流人材の育成を行うと共に、バングラデシュと宮崎の双方の産業界が、ICT分野を起点に経済・技術・人的な交流を深めるための体制構築に取り組んでいます。これらにより、バングラデシュと宮崎の間に継続的なヒト・モノ・カネの循環を生み出し、バングラデシュの経済開発・雇用促進及び宮崎の地域活性化に繋げます。（「宮崎－バングラデシュ・スタイル」と呼称）