新潟県長岡市
ゆったり歩いて 童心へ帰る道
長岡市中心部には閑静で緑豊かな遊歩道があります。その名も「シンボルロード」。「長岡市の顔」として、1988年に竣工しました。全長は長岡駅東口から長岡市立中央図書館に至る670mで、1973年まで走っていた「トッテツ」(越後交通栃尾線)の一部区間を市民の憩いの場にしたのです。周辺には新潟県立長岡高等学校や新潟大学附属の小・中学校などが集まり、登下校時は児童や生徒の元気の良い声にあふれています。住宅地の中をゆったりと歩いてみると、長岡市出身で「童画の父」とも呼ばれる川上四郎の作品にちなんだ像や、「しょうじょう寺のたぬきばやし」など童謡の歌詞が刻まれた素朴な車止めが目を引きます。竣工から40年近くたち、多くの市民は特別なシンボルとして意識していないようですが、「素の長岡」を感じられる散策スポットを知ることができました。

