13
土木・インフラ

AI技術による道路損傷検出システムにより道路パトロール業務を効率化【神奈川県】

事業の概要

  • 神奈川県では、日常の道路パトロールにおいて、AIを活用した道路損傷検出システムを導入し、穴ぼこなど道路損傷の把握を効率的に行っている
  • このシステムは、専用のアプリをインストールしたカメラ付きスマートフォンを道路パトロール車に搭載し、走行しながら道路を撮影して、撮影した画像をもとにAIが損傷を自動検出するもの。
  • 撮影した画像は、撮影地点の位置情報とともにサーバに保存され、損傷箇所を地図上で把握できる。
  • サーバに蓄積された画像は、AIが損傷を判定する学習データにもなり、 損傷の判定に誤りがあった場合は、これをAIに覚えさせ、システムの精度向上を図っている。

【参考情報①】 人口:922.5万人(令和6年1月1日現在)   

関連URL:https://www.pref.kanagawa.jp/index.html

もっと知りたい!担当者にインタビュー

Q
取組の経緯・きっかけを教えてください。

A

近年、様々な分野でデジタル技術の利活用が加速しており、県は、「神奈川DX計画」を策定し、 デジタル技術の積極的な活用により、誰もが安心して暮らせるやさしい社会の実現を目指しています。この一環として、道路の安全な通行を確保するため、日常的に実施している道路パトロールに本システムを導入し、業務の効率化を図ることにしました。

Q
苦労した点を教えてください。

A

まだシステムの精度が低く、損傷の誤検出が多いです。急いで職員が現場に駆け付けたら実は損傷がなかったということが多々あります。今後、システムの精度が高まり、職員の業務負担がさらに軽減されることを期待しています。

Q
今後の展望を教えてください。

A

引き続き、事業者と協力しながら、AIによる道路損傷の定について、精度を高めていきたいです。また、橋りょうやトンネルの点検でも、AIがコンクリートのひび割れなどを自動で検出するシステムを活用しており、今後、DXの活用をさらに拡大していきたいと考えています。

担当部署 神奈川県県土整備局道路部道路管理課

事業効果

Q
その1

A

道路パトロール車にカメラ付きスマートフォンを搭載し、パトロールで撮影した画像からAIが穴ぼこなどの損傷を自動で検出することから、効率的に道路の損傷を把握できる。

コスト

イニシャルコスト

(非公表)

ランニングコスト (1年あたり)

(非公表)

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

-

スケジュールの内訳

〜R4.3庁内調整・導入検討
R4.4~9

システム導入・試験運用(5か月)

R4.10~システム本運用開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

My City Reportコンソーシアム事務局

サービス名

My City Report for road managers

運用形態

パッケージ製品をクラウド環境で運用

その他参画主体

-