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労働

ワークシェアリングサービスを運営し、短時間から働きたい労働者と企業をマッチング【新潟県長岡市】

事業の概要

  • 長岡市は、1日単位・短時間で働きたい労働者と、労働力が必要な市内企業とをマッチングするサービスである「ながおかマッチボックス」を運営している。
  • 求職者は、「ながおかマッチボックス」に登録し、掲載されている求人から、 仕事を選んで応募する。市内企業は、 求職者のプロフィールや勤務実績で採用可否を判断する。履歴書や面接は不要であり、求職者・ 企業ともに、気軽に利用できる。
  • 「ながおかマッチボックス」には、1日単位・短時間労働の求人の他、「体験就業」や「キャリア体験」といった形態の求人もある。「体験就業」では、 地元企業への正規雇用・長期雇用を望む求職者が、興味のある職場での仕事を体験できる。「キャリア体験」では、 地元企業への就職を考えている学生が、 会社説明会と職場体験に同日に参加できる。

【参考情報①】 人口:25.9万人(令和6年1月1日現在)   

関連URL:https://www.city.nagaoka.niigata.jp/

令和6年度事業費 7,425千円

(うち、デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ)3,712千円)

もっと知りたい!担当者にインタビュー

Q
取組の経緯・きっかけを教えてください。

A

労働力不足に悩む市内企業が多くいる一方で、学生や子育て世代、シニア世代など、単日・短時間なら働く意思・能力があるという方も多くいました。この需要と供給をマッチさせるため、近隣自治体の取組を参考に、令和5年度に実証実験を、令和6年度に本運用を開始しました。

Q
苦労した点・工夫した点を教えてください。

A

企業にとって、短日・短時間の雇用は新しい試みのため、仕事の切り分け方や求人の出し方に迷うことが多いようで、多くの問い合わせをいただいています。ワークシェアリングサービスの運営事業者と密に連携をとり、市内企業をサポートしています。

Q
今後の展望を教えてください。

A

引き続き事業を継続していきますが、令和8年度以降は、市公式のサービスとしてワークシェアリングサービスの運営事業者にて自走的にサービスを運営していただく想定です。

担当部署 長岡市商工部人材・働き方政策課

事業効果

Q
その1

A

8,190件(令和5年9月~令和6年12月)の就業実績に繋がっている。

Q
その2

A

29名が長期雇用(正規雇用1名、常勤パート28名)に移行した(令和5年度実績)。

Q
その3

A

20代~50代の女性が多く登録しており、子育て世代・介護世代の活躍に繋がっている。

Q
その4

A

60代以上の登録もあり、シニア世代の活躍の場を提供できている。

Q
その5

A

県内外の自治体から多くの問い合わせを受けており、他自治体への波及効果も出ている。

コスト

イニシャルコスト

4,500千円(税抜)

内訳

・サイト構築・管理、広報費、事務局運営費

4,500千円

備考

デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ・横展開型)による補助額:2,475千円

令和5年度デジタル技術を活用した労働環境提供・効率化事業費補助金(新潟県)による補助額:918千円

ランニングコスト (1年あたり)

-円(税抜)

内訳

 

-円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

1年4か月

スケジュールの内訳

R4.10~R5.3 

庁内調整(6か月)

R5.4~6

入札公告・システム導入(3か月)

R5.9~R6.3

実証実験(7か月)

R6.4~運用開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

株式会社Matchbox Technologies

サービス名

マッチボックス

運用形態

クラウド環境で運用

その他参画主体

-