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住民生活

マッチングシステムを備えたオンライン結婚支援センターにより若者の結婚を支援【北海道札幌市】

事業の概要

  • 札幌市は、マッチングシステムを搭載したオンライン型の結婚支援センター「さっぽろ結婚支援センター」を令和6年度に開設した。同センターには、独身かつ18歳以上で、「さっぽろ連携中枢都市圏(※)」に在住、在勤または移住を希望する方が入会できる。  さっぽろ連携中枢都市圏:札幌市と近隣11市町村
  • 会員は、マッチングシステムを利用して自分が望む条件に合致する異性を検索できるほか、自分にマッチする可能性のある異性をAIがおすすめしてくれる「AIによる紹介」機能を利用して、相手を探すことができる。
  • センターには、結婚支援コーディネーターが常駐しており、マッチングに向け、オンラインによる伴走型の相談・支援を受けられる。
  • 域内の各地にお いて、センター主催による対面の婚活イベントや相談会が開催されている。

【参考情報①】 人口:195.7万人(令和6年1月1日現在)   

関連URL:https://www.city.sapporo.jp/

令和6年度事業費 24,000千円 

(うち、地域少子化対策重点交付金(こども家庭庁) 3,500千円)

 

もっと知りたい!担当者にインタビュー

Q
取組の経緯・きっかけを教えてください。

A

婚姻件数が減少していることに課題意識を抱いており、令和4年度に、さっぽろ連携中枢都市圏在住の18歳~39歳の未婚者を対象に意識調査を実施しました。その結果、3割以上の方が、「適当な相手にめぐり合えれば結婚したい」と回答し、行政が婚活支援を行うことに対する肯定的な回答も6割以上となりました。このような背景を踏まえ、サービスを提供することとしました。

Q
苦労した点を教えてください。

A

システム構築事業者と、オンライン結婚支援センターの運営委託先事業者が異なるため、調整に苦労しました。

Q
今後の展望を教えてください。

A

会員数の拡大に向け、広報活動に一層注力する予定です。また、婚活イベントを充実させ、会員数やカップル成立数の増加につなげたいと考えています。
加えて、オンライン結婚支援センターに常駐する相談員を増員し、よりきめ細やかなサービスを提供します。

担当部署 札幌市子ども未来局子ども育成部 子ども企画課

事業効果

Q
その1

A

令和7年2月28日時点で、入会申込者数は1,303人、お見合い成立数は1,000組となっている。

Q
その2

A

市として広報誌やSNSを活用して多面的に広報活動を行っているほか、新聞・TV等のメディアにも取り上げられており、対象圏域内における婚活機運の醸成に寄与できている。

コスト

イニシャルコスト

22,851千円(税抜)

内訳

・システム構築費

17,929千円

・センター運営準備費用

4,922千円

備考

地域少子化対策重点推進交付金(こども家庭庁)による補助額:17,138千円

ランニングコスト (1年あたり)

24,463千円(税抜)

内訳

・システム運用保守

3,032千円

・センター運営準備費用

20,709千円

・決済代行サービス手数料

722千円

備考

地域少子化対策重点推進交付金(こども家庭庁)による補助額:3,500千円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

1年3か月

スケジュールの内訳

R5.4~10調査・研究及び庁内調整
R5.10~11予算(R6補正)要求
R5.12~R6.6センター運営準備・システム構築
R6.7~センター開設

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

株式会社愛媛電算

サービス名

札幌市結婚支援マッチングシステム

運用形態

パッケージ製品をクラウド環境で運用

その他参画主体

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