事業の概要
- 諏訪市は、令和6年度から、テキスト情報だけでは伝えることが難しい情報を、音声にしてお届けするサービス「きけるよ!」を運用している。
- 市民が各種案内等に掲載されている二次元コードをスマートフォンで読み取ると、説明等の音声を聞くことができる仕組みである。
- 市は、窓口での配布資料に二次元コードを貼付し、より平易な文章での音声説明を聞けるようにすることで、視覚障がいのある方、高齢者、外国人等へのわかりやすい情報発信につなげている。既存の屋外案内看板に二次元コードを追記し、スペースの都合で掲載しきれなかった情報を音声で提供したり、ハザードマップの音声化も進めている。
令和6年度事業費 1,267千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
Q取組の経緯・きっかけを教えてください。
A
市民がメリットを実感できる形で「DX推進を見える化」しつつ、利便性の向上を図るため、汎用性と費用対効果に優れたサービスを探していました。そのような中、テキストデータを簡単に音声にできるサービスを見つけ、導入するに至りました。
Q工夫した点・苦労した点を教えてください。
A
全国的に、音声合成サービスを活用した事例が少ない中で、どのような場面でどのように活用すると効果的かを検討しながら活用しています。
また、文章だけでなく表や図、イメージなどをわかりやすく音声にする方法について、試行錯誤を重ねています。
Q今後の展望を教えてください。
A
市民や関係者の皆様(特に大量の文字による情報を受け取りにくい方)に向けたサービス向上のツールのひとつとして定着させたいと考えています。また、何かを「説明をする」「周知をする」業務に幅広く活用し、「きけるよ!」マークが親しまれて利用されることを目指します。
担当部署 諏訪市企画部企画政策課
事業効果
Qその1
A
窓口での配布資料に、平易な表現で説明する音声を貼付することができるため、視覚障害者や、細かい文字を読むことが難しい高齢者、外国人など、すべての人により伝わりやすい情報発信が可能となった。
Qその2
A
資料を受領した人は、自宅等から何度でも音声による説明を聞くことができるため、市に対する問合せの手間を削減することができている。
Qその3
A
既存の屋外案内看板に音声データを貼り付けることで、看板に掲載しきれない情報を音声で伝えることができるため、観光客等の満足度向上につながっている。
コスト
イニシャルコスト
50千円(税抜)
内訳
・導入時研修費 | 50千円 |
ランニングコスト (1年あたり)
1,152千円(税抜)
内訳
・サービス利用料 | 1,152千円 |
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
6か月
スケジュールの内訳
R5.10~R6.2 | 庁内調整(5か月) |
R6.3 | 試験運用(1か月) |
R6.4 | 運用開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 株式会社レスター |
---|---|
サービス名 | VOXX LITE |
運用形態 | パッケージ製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | - |