2
住民生活

公共施設の鍵をマイナンバーカードで施解錠できるようにし、鍵の受け渡しを削減【山形県長井市】

事業の概要

  • 長井市では、市内公共施設等でマイナンバーカードを鍵として使うスマートロックシステムを導入している。 施設の定期利用者は、事前に市役所窓口で登録手続きを行うと、施設利用日時に施設のカードリーダーにマイナンバーカードをかざすだけで施解錠できる。
  • 従来は、職員が施設に駐在していない曜日・時間帯に施設を利用する場合、利用者が「鍵管理人(※) 」の自宅等を訪ねて鍵を借りる必要があったが、スマートロックシステムの導入により、鍵の受け渡しが不要になった。  鍵管理人:市が鍵の管理を依頼している市民
  • スマートロックシ ステムを導入する 施設の多くは、避 難所にも指定され ているため、災害 等発生時の速や かな避難所開設 につなげることも 可能となっている。

【参考情報①】 人口:2.5万人(令和6年1月1日現在)   

関連URL:https://www.city.nagai.yamagata.jp/

令和6年度事業費 1,358千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

Q
取組の経緯・きっかけを教えてください。

A

施設の利用者が鍵管理人の自宅等を訪ねて鍵を借りるという運用は、利用者と自宅等で待機しなければならない鍵管理人の双方に大きな負担がかかるものでした。また、高齢化や人口減少により、鍵管理人の担い手確保が課題となっていました。これらの課題を解消するため、鍵の受け渡しを不要にできないか検討を開始しました。

Q
苦労した点・工夫した点を教えてください。

A

施設の定期利用者はマイナンバーカードの利用を原則としつつも、一時利用の方には、貸出用カードキーを貸し出すことで対応しています。

Q
今後の展望を教えてください。

A

引き続き、施設定期利用者のマイナンバーカード利用を促進していきます。

担当部署 長井市総合政策課デジタル推進室

事業効果

Q
その1

A

スマートロックシステムを導入した15施設23扉のうち、3施設3扉は鍵管理人を廃止することができた。

Q
その2

A

施設利用者が施設の鍵の借用のために、鍵管理人の自宅を訪問する必要がなくなり、施設利用者と鍵管理人双方の負担が軽減された。

Q
その3

A

施設の扉の施解錠をいつ誰が行ったのか、データで確認できるようになり、セキュリティレベルが向上した。

コスト

イニシャルコスト

67,463千円(税抜)

内訳

・ネットワーク環境構築費

2,310千円

・管理サーバ等設置費

10,786千円

・AP登録用端末導入費

440千円

・扉改修費

53,377千円

・システム構築費
550千円

備考

デジタル田園都市国家構想交付金TYPEXによる補助額:67,463千円

ランニングコスト (1年あたり)

1,358千円(税抜)

内訳

・J-LIS マイナンバーカード

 

・アプリケーション搭載サービス

 

・サポートサービス利用料

995千円

・同 クラウドサービス利用料
244千円
・回線利用料
119千円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

1年

スケジュールの内訳

R5.4~6

庁内調整、仕様検討、現地調査等

R5.7~11業者選定、契約、打合せ
R5.11~R6.1

システム導入、扉改修

R6.1~2関係者説明会
R6.3〜運用開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

株式会社クマヒラ

サービス名

入退室管理システム「GG-2」

運用形態

パッケージ製品をオンプレミス環境で運用

その他参画主体

-