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孤独・孤立対策

自殺対策における検索連動型広告活用事業【富山県】

事業の概要

  • 富山県では、県内の若者等が日常的に利用する インターネットの検索エンジン(Google)で検索された 自殺等に関する用語に対し、検索連動型広告を表示 する自殺対策事業を実施している。
  • 検索ワードは自殺関係のみではなく、DV、仕事上 の問題等と幅広く設定している。また、検索連動型広 告も複数設定しており、各検索ワードと最も関連性の 高い広告を表示する工夫をしている。
  • また、本事業の実績値(広告のクリック数やクリック 率)を踏まえた広告の改善を行うことができるため、より 支援を必要としている県民を相談窓口につなげることが 可能となっている。

【参考情報①】 人口:102.8万人(令和5年1月1日現在) 

関連URL:https://touch-hearts.so-dan.org/ (県HP)

【参考情報②】地域自殺対策強化交付金(厚生労働省)とは 

URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/sei katsuhogo/jisatsu/tiikijisatsutaisakukyokazigyo.html

令和5年度事業費 3,776千円 (うち、地域自殺対策強化交付金(厚生労働省) 2,517千円)

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

相談や支援につなげにくいと言われている若者を、適切に相談窓口につなぐため、日常的に利用するインターネットの検索連動型広告を活用した事業を開始しました。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

厚生労働省の地域自殺対策強化交付金を活用しています。

事業の近況を教えてください。

令和5年度には、広告の表示から約680件が電話相談に繋がるなどの効果がありました。今後も自殺死亡率の低減のために、広告表示内容の改善を行っていきます。

担当部署 富山県厚生部健康対策室健康課

事業効果

その1

検索連動型広告を活用し、自殺等に関する用語が検索された際に、電話相談につなげることができている。

その2

令和5年度は、検索連動広告から電話相談につながったケースが、679件に上っている。

その3

令和3年度より拡充した夜間・休日の電話相談窓口等、多くの相談先について知ってもらうことができており、相談につなぐことができている。

コスト

イニシャルコスト

54千円(税込)

内訳

• 初期導入費用54千円

備考

地域自殺対策強化交付金による補助額:54千円

ランニングコスト (1年あたり)

3,776千円(税込)

内訳

• 検索連動広告運用費(事務管理費込)3,776千円

備考

地域自殺対策強化交付金による補助額:2,517千円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

2か月

スケジュールの内訳

4月見積り依頼
5月広告導入の打ち合わせ
6月1日広告掲載開始 (次年度以降、4月1日から実施)

サービス提供事業者等

サービス提供事業者特定非営利活動法人OVA
サービス名-
運用形態-
その他参画主体-