事業の概要
- ライブ授業
・愛媛県内の小学校6年生と中学校1年生を中心に、約23,000人をオンラインでつなぎ、同時にいじめの問題について考えるライブ配信授業を実施。
<主な内容>
○ 2本の演劇やWEBアンケートからの問題提起に基づいたオンライン協議
○ 各学級での話合い
○ ゲスト、アドバイザーによるコメントや助言
・民間放送局とタッグを組み、インターネット接続のスムーズな運営や会場とリモート校をつなぐ円滑な進行を実現。 - ドキュメンタリー番組
ライブ授業の様子やいじめ問題の解決に取り組む子どもたちの姿をドキュメンタリー番組(30分)として地上波で放映。 - えひめ愛顔(えがお)の子ども新聞(デジタル版)
ライブ授業の様子をデジタル新聞にまとめ、県内すべての小中高校生に配信。
【参考情報①】 人口:132.6万人(令和5年1月1日現在)
関連URL:https://digitech-ymg.org/y-base/
【参考情報】 人口:132.7万人(令和5年1月1日現在)
関連URL:http://ehime-c.esnet.ed.jp/jinken/index.html
(えひめ愛顔の子ども新聞)
令和5年度事業費 9,226千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
いじめの未然防止に向けて愛媛県独自に取り組む「いじめ防止のためのアクション」として、平成25年度に「いじめSTOP愛顔の子どもサポート事業」を立ち上げました。毎年、各学校の代表者が参集して、子ども会議や地域フォーラムを実施してきましたが、コロナ禍で参集ができなくなったため、発想を転換し、ネット環境を活用した県内一斉ライブ授業にチャレンジしました。
児童生徒や先生方の反応は?
令和5年度、授業後に実施したWebアンケートには、約18,000人から返信があり、96%が「参考になった」と回答。先生方からは、「『一人じゃないよ』『間違ってもだれもせめないよ』などの声掛けをして関わろうとする姿が見られるようになった」などの感想がありました。いじめの未然防止に期待がもてると分析しています。
<ライブ授業後に頑張っていること>
○お互いを大切にすること
○相手をよく知ること
○人の話をよく聞くこと
○失敗や間違いを笑ったり、冷やかしたりしないこと
○違いを認め合うこと
住民の反応はどうですか?
開所直後はデジタル技術を体感いただくお客様が多かったですが、その中から課題解決に取り組む方が増えてきて、現在は相談や実証実験での利用が多くなってきています。毎月、10以上の新規プロジェクトが立ち上がっています。
引き続き、県民に寄り添ったサポートでDXを進め、豊かさと幸せを実感できるデジタル社会を実現します。
今後の取組は?
コロナ禍で人間関係が希薄となり、トラブルの解決方法が分からない子どもや不安や悩みを一人で抱えてしまう子どもが増えていることから、ライブ授業に加え、1人1台端末を活用して行う人間関係構築力育成に向けたプログラムを開発し、子どもたちの人とよりよい関係を築くスキルの向上と教職員の学級づくりを支援することで、いじめの起こりにくい学級・学校づくりをさらに推進していきたいと考えています。
事業効果
その1
事業実施の3か月後の追跡調査において、いじめ防止への児童生徒の意識の高まりが感じられた学校が94%、実際に子ども同士のトラブルが以前より減少した学校が14%に上った。
その2
いじめ問題への取組みについて見なおす機会となり、児童生徒が主体となったいじめの起こりにくい学校づくりと、いじめ問題解消に向けた県民意識の高揚につながった。
コスト
イニシャルコスト
-円(税抜)
内訳
-円
ランニングコスト (1年あたり)
-円(税抜)
内訳
-円
※主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
10か月
スケジュールの内訳
R2.8~R3.3 | 庁内調整 |
R3.4~5 | 委託業者選定(2か月) |
R3.6~ | 事業開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 南海放送株式会社(R3)、株式会社テレビ愛媛(R4、R5) |
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サービス名 | - |
運用形態 | - |
その他参画主体 | - |