事業の概要
- GIGAスクール構想の早期実現で一人一台端末が整備されました。本市では、「ICTを使うこと」を目的とせず、「授業づくりで必要となるICTとは何か」という授業づくりを中心とした観点で、ICTの有効性を研究している。
- 市は、AIドリルを単に導入するのではなく、「学校が、また授業を実践する教員が、感じている課題解決のために必要であるから活用する」という活用のスタイルを目指している。
また、AIによる個別最適化された出題による基礎学力の定着を図っている。 - 具体的には、「課題テストの結果に応じて、個別に出題される復習課題に一定期間取り組んだ上で、各人の弱点にチャレンジさせる」、「知識・技能面で見落とされがちな部分についての課題を出題し、子どもたちが取り組んだ上で、授業において、思考を深める場面での表現の仕方の変化をみる」などの方法で活用している。
【参考情報①】 人口:8.6万人(令和5年1月1日現在)
【参考情報②】edtech導入補助金(経済産業省)とは
令和3年度事業費 23,271千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
新型コロナウィルス感染拡大に伴う児童生徒の学びの保障、普段の家庭学習の充実、児童生徒の学びの状態を把握し、学習指導に活かす等の観点から、市内の小中学校の全学年においてAIドリルを導入しました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
有効性を判断するにあたり、経済産業省のEdtech導入補助金(令和2年度)を活用し、全児童生徒を対象にAIドリルの試験導入と検証を行いました。これにより、本格導入に向けた検証を進めることができました。
住民の反応はどうですか?
GIGAスクール構想の早期実現により、急激に教育とICTが身近になりました。
AIドリルは導入したら終わりではなく、児童生徒の学ぶ力の向上に向けてどのように活用するかが重要です。
ねらいを明確にし、Edtechなどを活用して導入に向けた検討するのがよいのではないでしょうか。
担当部署 守山市教育委員会学校教育課
事業効果
その1
児童生徒の学習定着度の可視化により、学校や学級の傾向をつかみ、指導に生かすことができた。
その2
採点作業が不要になり、教職員の業務負担が軽減された。
その3
児童生徒が、自分の苦手なところや復習したいところを選び、積極的に学習を進めることができるため、テストの点数が上昇した。
コスト
イニシャルコスト
-円(税抜)
内訳
-円
ランニングコスト (1年あたり)
20,657千円(税抜)
内訳
・運用費 | 20,657千円 |
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
3か月
スケジュールの内訳
R2.6~ | 検討開始・庁内協議・EdTech補助金利用申込 |
R2.8~ | 教職員研修 |
R2.9~ | EdTech補助金による実証開始 |
R3.4~ | 本格導入 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 株式会社すららネット |
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サービス名 | AIドリルすらら |
運用形態 | パッケージ製品をオンプレミス環境で運用 |
その他参画主体 | NTT ExCパートナー |