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文化・スポーツ

AR等の最新デジタル技術を活用して縄文の原風景を復元 【秋田県鹿角市】

事業の概要

  • 鹿角市では、令和3年7月に「大湯環状列石」が世界文化遺産に登録されたことと合わせ、文化庁「Living History促進事業」に採択されたことで、遺跡の魅力をより深く、よりリアルに伝える体験プログラムの造成に取り組んでいる。
  • 発掘調査報告書や参考文献をもとに、最先端の科学技術による土器付着物の分析や考証を行い、縄文の原風景を再現するため、最新技術(ARや3DCG等)による映像制作(プロジェクションマッピング、ホログラム等含む)や史跡周遊用アプリ開発により、本物の持つ価値や魅力を体感できるプログラムとして、観光コンテンツの高付加価値化に取り組んでいる。
  • 完成したプログラムを、着地型旅行商品(ツアー)に組み入れるなど、市の推進するヘリテージ・ツーリズムとして積極的に発信し観光誘客につなげていく。

【参考情報①】 人口:2.8万人(令和5年1月1日現在)

関連URL:https://www.city.kazuno.akita.jp/

【参考情報②】LivingHistory促進事業(文化庁)とは

URL:https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/joseishien/living_history/

令和3-4年度事業費 174,250千円

(うち、LivingHistory促進事業による助成(文化庁) 105,031千円)

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

令和3年7月「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されました。構成資産の1つである鹿角市の「大湯環状列石」の魅力を世界に伝えたかったため、デジタル技術の活用を検討しました。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

文化庁 令和3年度「LivingHistory促進事業」(105,031千円)を活用しています。
※新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動制限により、事業スケジュールが遅延したため2カ年事業に

事業の近況を教えてください。

令和3年度から取組を開始し、3つの体験プログラムの造成に取り組んでいます。
・食プログラム(JOMON食の記憶を探る)
・まつりプログラム 造成中
・暮らし(映像制作)プログラム 造成中
食やまつりプログラムも映像制作に組み入れ、縄文時代の暮らしがリアルに体感できることで、誘客促進につなげられるものと期待しております。 

担当部署 鹿角市教育委員会大湯ストーンサークル館

事業効果

その1

映像やアプリを開発・整備したことで、「大湯環状列石」の認知度が向上した。

その2

講座やセミナー、シンポジウムを開催したことで、市民が大湯環状列石を再認識し、保全や観光コンテンツとしての活用に対する市民の意識醸成が図られた。

その3

大湯SCの会(ガイド等の地域団体)においてガイド件数が増加したほか、観光地域づくり法人における着地型ツアー商品の魅力向上につながっている。

コスト

イニシャルコスト

-円(税抜)

内訳

-円

ランニングコスト (1年あたり)

-円(税抜)

内訳

-円

※主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

2年

スケジュールの内訳

・検討開始
・委託事業開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

three株式会社

サービス名

①大湯環状列石公式アプリ、②インフォメーションディスプレイ(タッチディスプレイ)、③プロジェクションマッピング(縄文シネマ)、④ホログラムディスプレイ(ホログラムピラミッド)

運用形態

①個別開発製品をクラウド環境で運用
②③④個別開発製品をオンプレミス環境で運用

その他参画主体