事業の概要
- 奥出雲町は、日本ホッケー協会から「ホッケータウン」の認定を受けている町である。また、「ICT×スポーツ」の取組を進めており、全国で初めてホッケー競技場に常設のAIカメラを導入した。
- AIカメラにより、選手や指導者が効果的・効率的にゲーム分析等を行えるようになることで、さらなる選手育成や競技力向上に寄与するものとなる。
- また、町内外の住民・ホッケー選手・ファン層等に対して新しい楽しみ方を提供することで、地域活性化の促進を図っている。
【参考情報】 奥出雲町人口:1.2万人(令和5年1月1日現在)
関連URLhttps://www.town.okuizumo.shimane.jp/www/contents/1708569299425/index.html
(町HP)
令和5年度事業費 20,064千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
人口減少、高齢化、コロナ過、物価高騰により、小売店や各種サービス業等の経営状況が深刻化しています。新たな外貨獲得のため、デジタルツール活用して地域の特色を生かした魅力発信を図り、交流人口・関係人口を増やす取組を検討しました。その中で、ホッケー競技においてAIカメラを活用することで、大会誘致や強化合宿等につなげる事業として有効であると考えました。
工夫した点を教えてください。
課の横断的な取組となるため、庁内の調整に苦労しました。地域活性化起業人制度を活用して、民間企業人材による知見やノウハウを取り込みながら検討、調整を進めたことで、徐々に取組が円滑に進むようになりました。
近況と今後の展望を教えてください。
令和5年度は、システム構築や、AIカメラの設置、プロモーション活動を実施しました。令和6年度以降は、AIカメラを日常的に使用できるよう体制を整備し、スポーツ合宿等の誘致を行う予定です。
事業効果
その1
令和6年度以降はAIカメラを日常的に使用できるよう体制を整備する予定である。
その2
大会誘致や強化合宿等につなげることで交流人口・関係人口を増やしていくことを見込む。
コスト
イニシャルコスト
18,180千円(税抜)
内訳
・AIカメラ導入費(システム構築・カメラ設置等) | 10,080千円 |
・プロモーション作業費 | 8,100千円 |
備考
過疎地域持続的発展支援交付金による補助額:18,180千円
ランニングコスト (1年あたり)
1,920千円(税抜)
内訳
・ソフトウェアライセンス費 | 1,380千円 |
・システム保守・運用サポート費 | 540千円 |
※主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
10か月
スケジュールの内訳
R5.6~R5.10 | 庁内調整・仕様検討 |
R5.11~R6.3 | AIカメラ導入(システム構築・カメラ設置等)・プロモーション活動 |
R6.4~ | 事業開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | NTTビジネスソリューションズ株式会社 島根ビジネス営業部 |
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サービス名 | ①STADIUM TUBE(AIカメラ配信システム) |
運用形態 | ①パッケージ製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | 合同会社 DMM.com(地域活性化起業人 事業推進に関する助言)、奥出雲町体育協会 |