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土木・インフラ

住民等が専用アプリにより道路や公園遊具の破損等を自治体に連絡 【東京都練馬区】

地域

東京都

人口

30万人以上

事業の概要

  • 練馬区では、区民等が専用のアプリを活用することにより、地域の不具合を区に連絡する「ねりまちレポーター制度」を実施している。
  • 区民等は街灯の不点灯、公園遊具の破損、道路の陥没、ゴミの不法投棄などを発見した場合には、スマホで現場を撮影し、専用アプリ「ねりレポ」に投稿する。
  • 区は、投稿内容を元に現場確認し、修繕等の対応を行い、対応結果を投稿者にメールで通知する。また、投稿内容と対応結果を、「ねりレポホームページ」で公開している。

【参考情報】 人口:73.9万人(令和5年1月1日現在)  

関連URL:https://nerirepo.jp/ 
(区ねりまちレポーターHP)

令和4年度事業費 2,227千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

ICTを活用して、地域の一人ひとりの気づきをダイレクトに地域の改善に活かすことができれば、区民と区との協働によるまちづくりが進むのではないかと考え、本制度を導入しました。現在では約3100人のレポーターが登録しており、月平均で約87件の投稿があります。

レポーターの投稿の中で最も多い内容はどのようなものですか?

街路灯の不点灯に関する投稿が最も多いです。区役所の閉庁している夜間に、いち早く気付いたレポーターから投稿をいただきます。区の点検よりも早く投稿いただけることも多く、区としても非常に助かっています。

これから事業を考えている自治体に向け、一言お願いします。

区が行う維持管理のための巡回点検だけでは不具合を発見して修繕等を行うまでに時間が掛かることがあります。レポーターからの投稿により、区全域の不具合を適時に把握し、迅速な修繕等が可能になります。ぜひご検討ください。

担当部署 練馬区広聴広報課

事業効果

その1

区の巡回点検だけでは不具合を発見して、修繕などの対応を行うまでに時間がかかることがある中、レポーターからの投稿を参考とすることで、適時に不具合を把握することができるため、迅速な修繕対応につながっている。

その2

令和6年1月現在、3,000人以上がレポーターとして登録しており、月平均で、90件程度の不具合が報告されている。

コスト

イニシャルコスト

3,076千円 (税抜)

内訳

・システム構築委託3,076千円

ランニングコスト (1年あたり)

2,227千円(税抜)

内訳

・システム賃借料2,227千円

※主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

11か月

スケジュールの内訳

H28.2~3 庁内調整(2か月)
H28.4~12 システム構築(9か月)
H28.10~ 仮稼働
H29.1~事業開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

株式会社アーバングラフィック

サービス名

ねりまちレポーターシステム

運用形態

個別開発製品をクラウド環境で運用

その他参画主体