事業の概要
- 近年、局地的な集中豪雨が頻発しているが、面積の広いみなかみ町では、現場に到着するまでに時間がかかり、情報収集に時間がかかるという課題があった。
- そこで、町内各地の情報を迅速に把握するため、町内13カ所に雨量計やライブカメラ等を設置し、情報収集を可能にした。なお、一部の情報についてはHP上で住民等に向けて公開している。
- また、1時間当たりの雨量が20mmを超えた場合や、積雪深が夜間10cmを超えた場合には、関係職員や除雪オペレーター等に自動的に通知される仕組みを構築している。
【参考情報】 人口:1.8万人(令和5年1月1日現在)
関連URL:http://157.112.102.76/
(みなかみ町気象情報ライブカメラ)
令和4年度事業費 9,533千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
町の面積が広く、災害発生時や除雪の出動判断のための情報を収集するのに、多くの時間と人員が必要という課題がありました。課題に対し、パトロールなしで情報が収集できるよう、また、関係者に迅速に周知が出来るよう気象情報システムの構築をしました。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
内閣府の地域活性化・きめ細かな臨時交付金(平成24年)を活用し、システムの開発と12箇所の観測所を設置しました。
事業の近況を教えてください。
令和4年度は568,336人のHPの訪問者があり、年々増加しています。現在までに防災のため観測所を2カ所増設しており、令和3年度設置した「布施観測所」では、ライブカメラにて路面状況を確認しながら、凍結防止剤散布装置の効果的な遠隔操作が可能となっています。
担当部署 みなかみ町地域整備課
事業効果
その1
1時間当たりの雨量が20mmを超えた場合や、積雪深が夜間10cmを超えた場合に、関係職員や除雪オペレーター等に自動的に通知されるため、除雪作業の要否の判断が早期化し、オペレーターの集合待機時間が1時間程度減少した。
その2
一部の情報について、HP上で公開しているため、観光客や町民の方への情報発信としても機能している。
コスト
イニシャルコスト
46,730千円(税抜)
内訳
・開発業務委託費 | 9,300千円 |
・観測所設置工事 | 37,430千円 |
備考
地域活性化・きめ細やかな臨時交付金を活用、防災・安全社会整備交付金事業を活用
ランニングコスト (1年あたり)
16,394千円(税抜)
内訳
・電気料 | 235千円 |
・通信料 | 1,756千円 |
・保守料 | 14,403千円 |
※主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
-
スケジュールの内訳
-
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 富士通Japan株式会社、環境計測株式会社 |
---|---|
サービス名 | 気象情報システム |
運用形態 | 個別開発製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | - |