事業の概要
- 更別村では、今後も日本一の畑作地帯として発展していくため、ICT等も活用しながら公共交通体系等を強化し、住民の利便性向上と移住・定住の推進等を図る取組を進めており、農村地域と市街地を結ぶ予約運行型の乗合タクシーや市街地を循環運行する既存の村民バスの増便等の実証運行、交通アプリシステムの開発を進め、令和3年10月から本格運行を開始した。
- 交通アプリシステムでは、乗合タクシーや村民バスの位置情報をリアルタイムに把握できるほか、個人情報利用の同意を得られた方は乗合タクシーの予約をすることができる。
【参考情報①】 人口:0.3万人(令和5年1月1日現在)
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【参考情報②】農山漁村振興交付金(農林水産省)とは
URL:https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/shinko_kouhukin.html
令和3年度事業費 5,046千円
(うち、農山漁村振興交付金(農林水産省) 2,451千円)
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
農村地域において公共交通が利用できない住民からの要望等を踏まえ、令和元年度にアンケート調査を実施し、更別村に安心して住み続けられるよう、公共交通網の整備及び買い物をはじめとした生活行動の支援や免許を返納した高齢者などの移動手段を確保するため、国の交付金を活用しております。
導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?
令和元年度から令和3年度までの3か年、農村地域予約運行型タクシー及び市街地村民バスの増便による実証運行や、乗合タクシーの予約・位置情報を把握することが可能なアプリの開発及び実証に、農林水産省の農山漁村振興交付金(参考情報②)を活用しております。
また、令和3年10月からは乗合タクシーの本格運行に伴い、国土交通省の地域公共交通確保維持改善事業を活用しております。
担当部署 更別村企画政策課
事業効果
その1
高齢者層における交通弱者の移動手段が確保でき、住民から「便利となった」との声が寄せられている。
その2
村民バスの運行経路を市街地のみに集中させることができ、村民バスの運行管理にかかる労力が軽減した。
コスト
イニシャルコスト
17,455千円(税抜)
内訳
・実証運行、予約システムアプリ開発など | 17,455千円 |
備考
農山漁村振興交付金による補助額:2,451千円
ランニングコスト (1年あたり)
9,251千円(税抜)
内訳
・乗合タクシー運行業務委託費 | 8,979千円 |
・予約システムアプリ保守 | 272千円 |
備考
別途、地域公共交通確保維持事業「地域内フィーダー系統補助」を活用し、事業者を支援
※主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
2年6か月
スケジュールの内訳
R1.4~R2.3 | 計画策定、実証運行、システム基本設計 |
R2.4~R3.3 | 実証運行(分析含む)、システムアプリ開発 |
R3.4~R3.9 | 乗合タクシー開始支援、システムアプリ改良 |
R3.10~ | 事業開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 有限会社 ワン・エックス社 |
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サービス名 | 予約システムアプリ |
運用形態 | 個別開発した製品を運用 |
その他参画主体 | 大正交通有限会社 (乗合タクシー運行業務委託業者) |