事業の概要
- 嬉野市は、観光客の嬉野への来訪意欲を高めるため、嬉野市観光のオンラインプラットフォームとして、令和4年の西九州新幹線開業に合わせて、仮想の駅前広場である「デジタルモール嬉野」をオープンした。
- 利用者は自身の分身となるアバターで仮想空間内を自由に動き回り、360度カメラ撮影による臨場感あふれる観光の疑似体験が可能になっている。
- 第46回嬉野温泉夏まつりの花火大会の模様やステージイベントの様子を、メタバース上でLIVE中継するなど、ヴァーチャルとリアルを融合させた取組を実施している。
【参考情報】 嬉野市人口:2.5万人(令和5年1月1日現在)
関連URL:https://www.city.ureshino.lg.jp/shisei/keikaku/_28638/_28673.html
(市HP)
令和5年度事業費 非公表
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
嬉野市は、温泉を有する観光を主産業とする街です。事業を計画した当時はコロナ禍のさ中で、人々の移動に大きな制限がかかっており、地域経済は大きなダメージを受けていました。そうした状況であっても、嬉野の街並み・観光を遠隔で体験できる環境を整備することで嬉野ファンを増やし、いずれは嬉野市を訪れたいと思わせる施策が必要と考え、事業に取り組みました。
工夫している点を教えてください。
市内の観光・地域・商業に関わる各種団体とプロジェクトチームを編成し、地域内の情報リテラシーを高めています。そのうえで、観光客・来訪者向けのデジタルイベント、サービスを展開しています。
近況や今後の展望を教えてください。
嬉野は観光を主産業とする街であり、より多くの方に訪れてもらうためには、知名度の更なる向上が必要です。本事業についても、積極的に周知し、誘客につなげたいと考えています。
事業効果
その1
メタバース内で、嬉野温泉夏まつりの花火大会のパブリックビューイングを実施した際、メタバース上に2,000人の来街者が見られ、賑わいを見せており、嬉野ファンの増加につながっている。
その2
取組に興味を持つ自治体からの視察来訪も増えたことから、一定の認知や評価は得られていると考えており、市外在住者の嬉野への観光意欲の向上にもつながっているものと想定する。
コスト
イニシャルコスト
(非公表)
ランニングコスト (1年あたり)
(非公表)
※主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
10か月
スケジュールの内訳
R3.12 | 協議会において事業の方向性を決定 |
R3.12~R4.9 | システム構築 |
R4.9末 | サービス提供開始 |
サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 日本工営株式会社、株式会社大日本印刷、NTTデータ九州 |
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サービス名 | デジタルモール嬉野(メタバース)、バーチャル嬉野(VRゴーグルサービス)、嬉野散歩(バーチャルツアーサービス) 等 |
運用形態 | 個別開発製品をクラウド環境で運用 |
その他参画主体 | 株式会社ケー・シー・エス(JV構成企業。主宰)日本工営株式会社(JV構成企業。デジタル事業担当) 等 ※メタバース空間構築はJVから大日本印刷に再委託 |