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農林水産業

漁場の状況調査に水中ドローンを活用し、漁業者による漁場保全活動を効率化 【福岡県福岡市】

事業の概要

  • 福岡市は、令和4年度から、水中ドローンを活用した「漁場環境の見える化」に取り組んでいる。
  • 水中ドローンを活用して海底ごみの堆積状況や藻場の状況を調査することで、漁場の現状を把握するとともに、調査結果を漁業者と共有し、漁場者が行う漁場環境保全活動の効率化等につなげるものである。
  • また、水中ドローンで撮影した映像を活用し、漁場環境保全等に関する市民啓発のための動画を作成・公開している。

【参考情報】 福岡市人口:158.1万人(令和5年1月1日現在)

関連URL:https://www.youtube.com/watch?v=f5azpiehOF8
(のぞいてみよう博多湾 ~海底ごみ~)

令和5年度事業費 4,000千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

漁場環境の改善を進めるためには、過去に設置した魚礁の状況や漁業者が行う漁場環境保全活動の状況などを把握する必要があります。水中ドローンを活用することで、漁場の状況を効率的に把握することができ、実施施策の効果検証や、より効果的な対策の実施につなげられると考え、実施に至りました。

事業の効果を教えてください。

漁場の状況について、漁業者と映像で情報共有ができるようになり、漁業者が実施する漁場環境保全活動の効率化につながっています。また、水中ドローンを活用することで、簡易的ではありますが、幅広く状況把握をすることができました。作業効率も上がりましたので、調査に係るコストを抑えることもできています。

今後の展望を教えてください。

今後も継続して漁場の状況を把握し、漁場環境改善に向けた効果的な施策を講じていきます。

担当部署 福岡市農林水産局水産部水産振興課

事業効果

その1

水中ドローンの活用により、漁場の状況について、漁業者と映像で情報共有ができるようになり、漁業者が実施する漁場環境保全活動の効率化につながっている。

その2

簡易的にはなるが、漁場調査の範囲を広げることができた。

その3

漁場調査の作業効率が上がり、調査に係るコストを抑制できた。

その4

水中ドローンで撮影した映像を公開し、普段見られない地元の海の中を見られるようにしたことで、市民の漁場環境保全等に関する意識の向上を図ることができた。

コスト

イニシャルコスト

(算定不可)

備考

調査に関する委託料に含まれている。

ランニングコスト (1年あたり)

(算定不可)

備考

調査に関する委託料に含まれている。

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

スケジュールの内訳

-(委託契約の締結のみ)

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

サービス名

運用形態

その他参画主体