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環境

多言語対応の資源・ごみ分別アプリによる意識啓発 【岩手県盛岡市】

事業の概要

  • 若い世代や外国人を主なターゲットとし、資源とごみの分け方や出し方、収集日などの周知を図るために、スマートフォン用アプリ「資源・ごみ分別アプリ(さんあ~る)」を導入した。
  • このアプリは、自分の住んでいる地区の収集カレンダーを一目で確認することができるほか、収集日と品目を通知する機能がある。さらに、品目を検索すると分別区分がわかる機能、小型家電などの回収ボックスが地図上に表示されるなど、便利な機能が簡単に操作できる。
  • 英語、中国語、ベトナム語の多言語に対応しており、外国人にもわかりやすいものとなっている
  • 市からのお知らせを周知する媒体としても活用している。

【参考情報】 人口:28.3万人(令和5年1月1日現在)

関連URL:https://www.city.morioka.iwate.jp/kurashi/gomi_recycle/gomidashikata/1035494.html
(盛岡市公式ホームページ「資源・ごみ分別アプリを配信しています!」)

令和5年度事業費 921千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

平成29年6月から導入している地区別収集から見えてきた地域の特徴や、地域での懇談会における意見などにより、借家世帯(若者・単身)や外国人世帯の多い地区においてごみ出しルールが守られていない傾向にあることが課題となっていたことから、紙媒体に加え、スマートフォンアプリを活用することにしました。

事業の近況を教えてください。

令和6年1月には、令和3年7月からの本格運用開始(6月試験運用)で、17,850人の登録がありました。また、町内会等との懇談会や市公式SNSなどを活用して周知を積極的に行い、多くの方に御利用いただいています。

住民の反応(声)はいかがですか?

「分別習慣がなく、言葉も通じない外国人に目の前でアプリをダウンロードしてもらったら、「理解できる!」と明るい表情になり、それ以降は分別がほぼ守られるようになった。」といった町内会等からの声が寄せられています。

担当部署 盛岡市環境部資源循環推進課

事業効果

その1

「アプリの配信以降、ごみの分別状況が良くなった。」という意見が町内会等から寄せられている。

その2

ごみの分別方法や収集日に関する問合せが減少し、職員の業務負担が軽減されている。

コスト

イニシャルコスト

210千円 (税抜)

内訳

・設定作業

150千円

・多言語(3言語)対応 30千円
・利用者数地区別把握機能 10千円
・閲覧統計データ10千円
・問合先地図一覧表示機能 10千円

ランニングコスト (1年あたり)

240千円(税抜)

内訳

・月間サーバー使用料

120千円

・多言語(5言語)対応60千円
・利用者地区別把握機能 12千円
・利用者閲覧統計機能  12千円
・問合先地図一覧表示機能12千円
・データ登録代行24千円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

3年6か月

スケジュールの内訳

H29.12~R3.3 庁内調整(3年3か月)
R3.4~R3.5 システム導入準備(2か月)
R3.6~試験運用
R3.7~本格運用開始

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

本株式会社ディライトシステム

サービス名

さんあ~る

運用形態

パッケージ製品をクラウド環境で運用

その他参画主体