事業の概要
- 粕屋町では、子どもの安全を確保し、安全で安心なまちづくりを推進するため、九州電力送配電(株)が提供するQottaby(キューオッタバイ)のシステムを利用し、地域の方々の協力を得ながら粕屋町全域に見守りネットワークを構築した。
- 見守り端末機を持った児童が、地域に設置した見守りポイント(基地局)や見守りアプリの登録者付近を通過することで、位置情報が記録される。
- 記録された位置情報は一般に公開していないが、行方不明などの有事に限り、町から警察に位置情報を提供することで、事件の早期解決を図る。
- サービスには無料と有料のものがあり、有料サービス利用の保護者は、事前に設定した基地局の通過時に通知を受け取ることができる他、位置情報・行動履歴マップ閲覧も可能となる。
【参考情報】 人口:4.9万人(令和5年1月1日現在)
関連URL:https://www.town.kasuya.fukuoka.jp/s013/020/050/020/20201116115518.html (町HP)
令和5年度事業費 7,128千円
もっと知りたい!担当者にインタビュー
取組の経緯・きっかけを教えてください。
九州電力株式会社福岡支店と締結した「安全安心まちづくりに関する包括連携協定」に基づき、IoTを活用した地域全体での子どもたちの見守り強化に関する手法を検討しました。
事業の近況を教えてください。
町内の小学校、企業、店舗、電柱等に基地局を設置し、町内の全小学生に見守り端末機を配布しています。
令和5年度まで基地局を増設(約200箇所)し、包括連携協定を締結している企業、町民に見守りアプリの登録を積極的に呼びかけて、位置情報取得の精度を上げ、さらなる利便性の向上につなげていきます。
これから事業を考えている自治体に向け、一言お願いします。
昨今、「ながら防犯」という言葉がありますが、地域を巻き込んで「安全安心なまちづくり」を継続的に実現するためには、どれだけ負担を少なくするかが重要です。今回は、IoTを活用し、スマートフォンのアプリを起動するだけで、地域全体での「安心安全なまちづくり」が実現できました。
担当部署 粕屋町総務部協働のまちづくり課
事業効果
その1
事案発生時、町から警察へ位置情報を提供することで、早期解決を図ることができた。
その2
本事業の実施により、子どもがいる世帯に安心感をもたらすとともに、事案の抑制にもつながっている。
コスト
イニシャルコスト
17,911千円 (税抜)
内訳
・Qottaby端末、基地局設置(工事費含む) | 17,911千円 |
ランニングコスト (1年あたり)
1,320千円(税抜)
内訳
・端末代、基地局保守、利用者への問合せ対応、月間報告 | 1,320千円 |
※ 主にシステム導入等に係るコストを記載
スケジュール
検討開始から導入までの期間
約1年
スケジュールの内訳
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サービス提供事業者等
サービス提供事業者 | 九州電力送配電株式会社 |
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サービス名 | - |
運用形態 | - |
その他参画主体 | - |