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医療・福祉・健康

駐車場予約システムによる安全な訪問介護サービス提供環境を整備 【愛知県春日井市】

地域

愛知県

人口

30万人以上

事業の概要

  • 春日井市では、介護サービス事業者が利用者の居宅を訪問する際に、車両を路上に駐車することで道路交通法に違反する場合があるという声に対して、駐車場予約システムを用いて、駐車場所の確保をする取組を行っている。市内の2地区におけるモデル実証を経て、市内全域に本格導入した。
  • 駐車場の提供者となる事業所及び店舗や日中は通勤や外出等で自宅の駐車場を使用しない住民が、予約システム上に利用可能な時間を登録し、利用者となる介護事業者等が利用したい場所と利用時間を選択することで、マッチングが成立する仕組み。
  • この仕組みにより、駐車場を探す時間が減る、路上に停車する必要がなくなるなど、安心して介護サービスを提供ができる環境が整った。

【参考情報①】 人口:30.9万人(令和5年1月1日現在)

関連URL: - 

【参考情報②】地域包括ケア団地モデル事業(愛知県)とは

URL:https://www.pref.aichi.jp/soshiki/chiikihoukatu/danchi-model-kousou.html 

令和4年度事業費 1,962千円

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

市内の高齢化に伴う高齢者の在宅医療・介護サービスの需要が増加する中で、介護事業所からサービス提供時の駐車場所の確保に困っているという声が多数挙がり、市内にある一般世帯及び各種店舗の駐車場が利用されていない時間帯に着目して、本事業を提案したのがきっかけとなっています。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

事業化に当たっては、愛知県の地域包括ケア団地モデル事業を活用しました。モデル地区として、市内で比較的高齢化率の高い、高森台・石尾台地区を選定し、平成30年5月をもって全域へ展開しました。

事業の近況を教えてください。

駐車場提供台数及び利用者数は年々増加している状況です。利用者様からも、サービスが充実しました。等のお声をいただき、今後も事業の需要は高まると想定されています。しかし、市内全域で見ると、認知度及び普及度が低いため、さらに事業の周知を進めていく予定です。

担当部署 春日井市健康福祉部福祉政策課

事業効果

その1

医療・介護事業者が利用者宅へ訪問する際、駐車スペースを探す時間が減り、また、路上駐車する必要がなくなったため、安心して介護サービスを提供することができている。(令和5年度の利用件数:3,594件)

その2

近隣の自治体から当該事業に対して問合せを受ける機会が増えており、他市への波及効果もある。

コスト

イニシャルコスト

2,444千円 (税抜)

内訳

・システム開発費 2,110千円
・追加機能330千円

備考

愛知県地域包括ケア団地事業として実施(県からの委託事業100%補助)

ランニングコスト (1年あたり)

600千円(税抜)

内訳

・システム運用費600千円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

6か月

スケジュールの内訳

仕様の検討(3か月)

システム開発(3か月)

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

株式会社シンプライズ

サービス名

駐車場予約システム

運用形態

個別開発製品をクラウド環境で運用

その他参画主体