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医療・福祉・健康

スマートシティ構想におけるデジタルを活用したヘルスケアの提供【熊本県荒尾市】

地域

熊本県

人口

5万人以上10万人未満

事業の概要

  • 荒尾市は、国土交通省のスマートシティ先行モデルプロジェクトに選定されており、あらおスマートシティ推進協議会にて「荒尾ウェルビーイングスマートシティ実行計画」に基づき、ヘルスケア、エネルギー、モビリティ、防災・見守り、データ利活用の各分野で取組を実施している。
  • ヘルスケア分野では、デジタル田園都市国家構想交付金(TYPE1)を活用し、市民に健康的な行動変容を促すスマートヘルスケアサービスの導入に取り組んでいる。令和5年度の事業として、「AI健診結果予測シミュレーション」、少量の採血で将来の疾病発症リスクを可視化する「フォーネスビジュアス検査」、マイナポータル連携機能を持つPHR「デジタル健康手帳」、健康行動改善アプリ「健康増進サービス」等のサービスを導入した。

【参考情報①】 人口:5.0万人(令和5年1月1日現在)   

関連URL:https://www.city.arao.lg.jp/shisei/machi-zukuri/smart-city/ 
(市HP)

【参考情報②】デジタル田園都市国家構想交付金

URL:https://www.chisou.go.jp/sousei/about/kouhukin/index.html

令和5年度事業費 187,011千円

(うち、デジタル田園都市国家構想交付金(TYPE1) 93,505千円)

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

荒尾市では、国民健康保険及び後期高齢医療制度の一人当たり医療費が全国平均や熊本県、類似団体を大きく上回っており、特に生活習慣に起因する疾患での医療給付費が高いとの課題があったため、生活習慣の改善で市民の健康寿命の延伸と健康格差の解消を目指しています。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度 (人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

令和2~4年度は国土交通省のスマートシティ実証調査を活用してスマートヘルスケアサービスの社会受容性の検証を行い、「健康的な生活習慣への行動変容」に寄与しうるかの概念検証(PoC)、技術検証(PoT)、事業検証(PoB)の実証実験を実施しました。

事業の近況を教えてください。

令和5年度はデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、実証を進めてきたサービスの一部を導入しました。また、データ連携基盤の構築により、各分野のサービスを分野横断的に連携し、相互にデータを融通することで新たなサービス・価値を創出することを予定しています。

担当部署 荒尾市地域振興部 スマートシティ推進室

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