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地域活性化

コネクテッドカーを活用した出張型行政サービスの提供【鳥取県智頭町】

事業の概要

  • 智頭町は、谷が多く集落が点在しているという地域特性により、交通基盤が脆弱なエリアがあり、行政サービスが行き届きにくいという課題がある。
  • そこで、5Gに対応したコネクテッドカーで集落を巡り、福祉、防災、観光など、住民のニーズに応じた様々なサービスを提供することとした。
  • コネクテッドカーとは、ICT端末としての機能を有する自動車であり、民間ではその機能を緊急時の通報や車両の追跡等に活用している。町の場合には、キャリア閉域網を活用し、行政系ネットワークへ接続することで、行政サービスの提供が可能になる。

 

【提供予定サービスの例】
・ロコモ・フレイル予防に係るサービス
・災害時のリアルタイムでの情報共有
・デジタルコンテンツ(e-スポーツ等)を活用した5G体験や観光バーチャル体験による移住促進、地域の魅力PR

 

参考情報① 人口:0.6万人(令和511日現在)  

関連URL:https://www1.town.chizu.tottori.jp/chizu/pressrelease/g267/

参考情報②鳥取県Society5.0地域出張型サービスモデル事業補助金(鳥取県)とは

URL:https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1235809/7.pdf

令和3年度事業費 15,078千円

(うち、鳥取県Society5.0地域出張型サービスモデル事業補助金(鳥取県) 7,500千円)

もっと知りたい!担当者にインタビュー

取組の経緯・きっかけを教えてください。

広い面積に集落が点在する本町の地理的特性上、十分なサービスが行き届かないという課題がありましたが、鳥取県から本事業の紹介をいただき、導入に至りました。

導入又は実証時において、国又は都道府県の支援制度(人的支援や技術提供、補助金等)を活用しましたか?

令和3年度鳥取県Society5.0地域出張型サービスモデル事業補助金(1/2、上限750千円)を活用しました。

今後の活用の可能性や展望を教えてください。

これまで行ってきたマイナンバーカードの出張受付や、介護予防システムの利活用、イベントの動画配信、e-スポーツ事業を引き続き実施するとともに、百人委員会や地区振興協議会などに携わる地域住民の皆様からの発想を広く募集し、柔軟に活用していきたいと考えています。

担当部署 智頭町企画課

事業効果

その1

コネクテッドカーから行政系のネットワークに接続できるため、出張先での住民からの健康(フレイル等)に関する問合せ等に対するレスポンスが早くなっている。

その2

通信環境のない場所(グラウンドや集落公民館等)においても、コネクテッドカーを活用することで、e-スポーツ事業やマイナンバーカード申込等のサービスを展開することができるため、住民サービスの向上につながっている。

コスト

イニシャルコスト

15,078 千円 (税抜)

内訳

・車両導入費

9,770 千円

・通信機器導入費

2,733 千円

・車両搭載機器導入費

1,144 千円

・ロコモ・フレイルシステム導入費

1,200 千円

・ネットワーク設定費

231 千円

 

ランニングコスト (1年あたり)

1,976千円(税抜)

内訳

・通信運搬費(ネットワーク接続)

865千円

・システム保守委託料

1,111千円

※ 主にシステム導入等に係るコストを記載

スケジュール

検討開始から導入までの期間

9か月

スケジュールの内訳

事業設計1か月
架装レイアウト設計1か月
車両発注、納車、機器導入6か月
通信試験、実証実験1か月

サービス提供事業者等

サービス提供事業者

株式会社エッグ

サービス名

ロコモ・フレイルシステム(ASTERⅡ、ロコタス)

運用形態

パッケージ製品をクラウド環境で運用

その他参画主体

株式会社クレコ・ラボ(通信環境を活用したイベントライブ配信)